あとぶつ 意味
- 【阿堵物】
銭(ゼニ)の異名。阿堵。
〔中国,晋(シン)・宋時代の俗語で「このもの」の意。晋の王衍(オウエン)が「銭」の語を忌んで代えて用いたという「晋書(王衍伝)」の故事から〕
- とぶつ 【賭物】 かけごとにかける物。かけもの。 ; 【吐物】 吐いた物。 ; 【堵物】 〔「阿堵物(アトブツ)」の略〕 金銭。
- あとぶね 【後船】 (1)後続の船。 (2)江戸時代から明治時代にかけての歌舞伎劇場で,引船(ヒキフネ)の最後列の席。
- あと-ぶつ [2] 【阿堵物】 銭(ゼニ)の異名。阿堵。 (中国,晋(シン)・宋時代の俗語で「このもの」の意。晋の王衍(オウエン)が「銭」の語を忌んで代えて用いたという「晋書(王衍伝)」の故事から)
- …にどんとぶつかる …に衝突する; …に追突する
- とぶ 【飛ぶ】 (1)空中に浮かんで移動する。 「鳥が空を―・ぶ」「風で花粉が―・ぶ」 (2)空中を勢いよく動く。空を切って行く。 「ボールが―・ぶ」「弾丸が―・んでくる」 (3)はねて散る。 「しぶきが―・ぶ」「火花が―・ぶ」 (4)ある場所へ飛行機に乗って行く。 「あすはソウルに―・ぶ」 (5)ある場所へ大急ぎで行く。急行する。 「知らせをくれればいつでも―・んで行くよ」「地
- あと 【阿堵】 「阿堵物(アトブツ)」の略。 ; 【跡・迹】 〔「足(ア)所(ト)」の意〕 (1)足で踏んだ所や車の通り過ぎた所に残るしるし。 「廊下に足の―が残る」「車輪の―」 (2)ある事が行われた,あるいは存在したことを示す証拠。また,その場所。 「苦労の―が見える」「手術の―」「古い都の―」 〔建造物には「址」,傷などには「痕」とも書く〕 (3)人の残したもの。(ア)定ま
- あと-あと [0] 【後後】 将来。のちのち。「―困ることになる」
- いとぶ 【糸歩】 〔「生糸量歩合」の略〕 一定の生繭(セイケン)から取れる生糸の量の割合。一般に,一〇〇匁(375グラム)の繭から得られる量で表す。糸目。
- うとぶ 【疎ぶ】 「うとむ」に同じ。 「四方四角より―・び荒び来む天のまがつひといふ神/祝詞(御門祭)」
- さとぶ 【俚ぶ】 いなかじみる。ひなびる。 「―・びたる簀の子の端つかたに居給へり/源氏(東屋)」
- とぶさ 【鳥総】 梢(コズエ)や枝葉の茂った先。昔,木こりが木を切ったあとに山の神にその梢や枝を折って立てておく風習があった。今も,門松を取り払った跡に小枝を挿す習慣が残る。 「わがおもふ都の花の―ゆゑきみもしづえのしづごころあらじ/後拾遺(恋三)」
- とぶひ 【飛ぶ火・烽】 古代,辺境の地から外敵の襲来などの変事を都に急報するための設備。山上などに壇を築き,草や薪を燃して昼は煙,夜は火によって隣接の飛ぶ火に順次伝えた。また,その火や煙。664年に対馬・壱岐・筑紫国等に初めて設置。 →烽(ホウ) →狼煙(ノロシ)
- とぶ-とり 【飛ぶ鳥】 (連語) 空を飛んでいる鳥。 ――跡(アト)を濁(ニゴ)さず 「立つ鳥跡を濁さず」に同じ。 ――も落・つ 権勢が盛んであることのたとえ。飛ぶ鳥を落とす。「信西が権勢いよいよ重くして,―・ち,草木もなびくほどなり/平治(上)」 ――を落とす勢(イキオ)い きわめて盛んな勢いのたとえ。
- もとぶ 【本部】 沖縄県国頭(クニガミ)郡の町。本島北部の本部半島にある。1975年(昭和50)の国際海洋博の開催地。
- あとあと 【後後】 将来。のちのち。 「―困ることになる」
例文
- 例:「ええからげんにやめにゃあとぶつぞ」→「いい加減にやめないとぶつぞ」。