あぶらうり 意味
読み方:
意味
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- 【油売り】
(1)灯火用の油を売り歩いた行商人。
(2)怠け者。
- あぶら-うり [3] 【油売り】 (1) 灯火用の油を売り歩いた行商人。 (2) 怠け者。
- あぶら 【油・脂・膏】 (1)動物の組織や植物の種子あるいは石油・石炭などの鉱物から抽出される,水に溶けにくく燃えやすい物質。食用・灯火・減摩剤・燃料など多くの用途がある。 (2)特に,動植物の脂肪・油脂。一般に各種の高級脂肪酸のグリセリン-エステルからなる。 〔常温で液体のものを「油」,固体のものを「脂」,特に肉の脂肪を「膏」と書く〕 (3)活動の原動力となるもの。 「―が切れた」 (4
- さぶらう 【候ふ・侍ふ】 〔中古に「さもらう」から転じた語。初めは謙譲語であったが,のちに丁寧語となった。中世以降は「そうろう」が使われるようになり,「さぶらう」は女性語化した〕 □一□(謙譲語) (1)目上の人のそばに仕える。お仕えする。 「みやつかさ―・ふ人々みな手をわかちてもとめ奉れども/竹取」 (2)目上の人のそばに行く。参上する。 「しばしばも―・ふべけれど,事ぞ,とはべらぬほどは
- しのぶらう 【忍ぶらふ】 ずっとしのび続ける。長くしのぶ。 「さす竹の舎人壮士(トネリオトコ)も―・ひかへらひ見つつ/万葉 3791」 〔上二段活用の動詞「しのぶ」からの派生語形。語尾の「ふ」は,反復・継続の助動詞「ふ」とみられるが,「しのぶらふ」という語形の成立過程は未詳〕
- とぶらう 【弔ふ】 〔「とぶらう(訪)」と同源。「とむらう(弔)」の古形〕 「とむらう」に同じ。 「かの御法事などし給ふにもいかめしう―・ひきこえ給へり/源氏(紅葉賀)」 ; 【訪ふ】 (1)訪問する。おとずれる。たずねて行く。たずねて来る。 「秋の野に人まつ虫の声すなり我かと行きていざ―・はむ/古今(秋上)」 (2)たずねて行って見舞う。また,便りをする。 「つぎつぎに寄り来つつ―
- あげあぶら 【揚(げ)油】 揚げ物に使う食用油。大豆油・菜種油・ごま油など。
- あげ-あぶら [3] 【揚(げ)油】 揚げ物に使う食用油。大豆油・菜種油・ごま油など。
- あぶらあか 【油垢・脂垢】 脂肪分がしみついた衣服の垢。
- あぶらあげ 【油揚(げ)】 (1)豆腐を薄く切って油で揚げた食品。あぶらげ。あげ。揚げ豆腐。 (2)油で揚げること。
- あぶらあし 【脂足】 脂肪の分泌が多く,足の裏があぶらぎっている足。
- あぶらあせ 【脂汗・膏汗】 (1)苦しい時などに出る,脂肪分のまじった汗。 「―を流す」 (2)暑い時,じっとりと体ににじみ出る汗。
- あぶらいし 【油石】 (1)灰黒色でつやのある滑らかな石。 (2)米の中にまざっている黄色の小石。 (3)石炭の異名。
- あぶらいろ 【油色】 菜種油の色。赤みがかった黄色で,すきとおった感じの色。
- あぶらえ 【油絵】 西洋絵画の一種。油絵の具で,木の板やカンバスなどに描いた絵。
- あぶらかす 【油糟】 俳諧論書。長頭丸(チヨウズマル)(松永貞徳)著。1643年刊。「新増犬筑波集」の上巻。「犬筑波集」の前句を借り,自派の付句の方法を示したもの。巻末の俳諧式目和歌十首の精神は,後続の俳諧式目の基礎をなした。 ; 【油粕・油糟】 (1)大豆・菜種などから油分をしぼり取った残りかす。飼料・肥料とする。 (2)書名(別項参照)。