あべ 意味
- 【安部】
姓氏の一。
- 【阿倍・安倍】
姓氏の一。
(1)〔上代には「あへ」〕
孝元天皇の皇子大彦命の子孫との伝承をもつ古代の名族。陰陽師(オンヨウジ)として高名な平安中期の安倍晴明の子孫は,天文道の家として陰陽家を形成,のちに土御門(ツチミカド)家を称した。
(2)平安時代の陸奥(ムツ)の地方豪族。安倍頼時など。
- 【阿部】
姓氏の一。
- あべい 「あべき」の音便形。 「御法事など―限りにて過ぎぬ/栄花(花山)」 →あべし
- あべし 〔「あるべし」の音便形「あんべし」の「ん」の無表記〕 あるはずだ。あるべきである。 「をかしくもあはれにも―べかりける事の/源氏(帚木)」
- あべの 【阿倍野】 大阪市南部の区。上町台地南部一帯を占める。史跡に富む。現在は商業地となり,大阪市の副都心。
- あべ-かわ ―カハ 【安倍川】 (1) 静岡県東部,身延(ミノブ)山地の安倍峠に源を発し,南流して静岡市の南方で駿河湾に注ぐ川。長さ51キロメートル。しばしば氾濫し,旧東海道の難所。 (2) 「安倍川餅」の略。
- あべ-こべ [0] (名・形動) 順序・位置などの関係がさかさまに入れかわっている・こと(さま)。反対。「―になる」「左右が―だ」「―の方向」
- あべ-まき [0] 【阿部槙】 ブナ科の落葉高木。本州中部以西に自生し,高さ17メートルに達する。葉・花・実ともクヌギに似るが葉の裏に密毛がある。五月頃,黄褐色の小花をつける。樹皮は厚く,コルク層が発達しているので,コルクガシの代用にする。ワタクヌギ。
- あべかめり 〔「あるべかるめり」の音便形「あんべかんめり」の撥音「ん」の無表記〕 あるようだ。 「かひなくて,はかなき世にさすらへ給ふも―めり/源氏(朝顔)」
- あべかわ 【安倍川】 (1)静岡県東部,身延(ミノブ)山地の安倍峠に源を発し,南流して静岡市の南方で駿河湾に注ぐ川。長さ51キロメートル。しばしば氾濫し,旧東海道の難所。 (2)「安倍川餅」の略。
- あべかわ-もち ―カハ― [4] 【安倍川餅】 焼いた餅を湯に浸し,黄な粉をまぶしたもの。安倍川あたりの名物。あべかわ。
- あべこべ 順序・位置などの関係がさかさまに入れかわっている・こと(さま)。反対。 「―になる」「左右が―だ」「―の方向」
- あべこべな abekobe na
- あべこべに 逆の場合も同じ; 反対に; 互い違いに; 逆に
- あべじろう 【阿部次郎】 (1883-1959) 評論家・哲学者。山形県生まれ。東大卒。夏目漱石に師事。小宮豊隆・安倍能成らとともに大正教養派の一人。「三太郎の日記」「倫理学の根本問題」「人格主義」などで,個人の内面を追究,理想主義的な人格主義を説いた。
- あべともじ 【阿部知二】 (1903-1973) 小説家・英文学者。岡山県生まれ。東大卒。主知的文学論を唱え,戦前・戦中の知識人の心象をヒューマニズムの立場から描いた。小説「冬の宿」「風雪」など。
例文
- あなたはシャツをあべこべに着ている。
- あれ?並べる順番があべこべだけど、いいの?
- 私が見た限りでは、 奴ら船であべこべに適応した。
- あんた あべ ひろすに ちょっと似てんじゃないの?
- あんた あべ ひろすに ちょっと似てんじゃないの?
- うがッ ぐはッ あべし!
- うがッ ぐはッ あべし!
- おはよう あなたに約束します それは完全にあべこべです
- あべこべの時期で
- 靴があべこべよ