あわ 意味
- 【安房】
旧国名の一。千葉県南部に相当。房州(ボウシユウ)。
- 【阿波】
旧国名の一。徳島県全域に相当。阿州(アシユウ)。
- 【粟】
(1)イネ科の一年草。ヒエとともに古くから栽培される。高さ約1メートル。夏から秋に花穂を出し,多数の穎果(エイカ)をつける。五穀の一つで,飯や餅・団子にしたり,酒・飴(アメ)などの原料。また,小鳥の飼料とする。ぞく。﹝季﹞秋。
(2)寒さや恐ろしさなどのために毛穴が縮み,皮膚に生じるぶつぶつ。
「肌に―を生ずる」
――散らす国
〔「粟散国(ゾクサンコク)」の訓読み〕
日本の異称。
- 【泡・沫】
(1)空気やガスを含んで丸くふくれた液体の玉。水に生じる泡は,しばしばはかないもののたとえとされる。あぶく。気泡。
「―が立つ」「―と消える」
(2)口のあたりに噴き出た唾(ツバ)の玉。
「口角―を飛ばす」
――を食・う
ひどくあわてる。驚きあわてる。
「―・って逃げ出した」
――を吹か・せる
人を驚きあわてさせる。
- あわ-あわ アハアハ [0] 【淡淡】 (副) うすくほのかなさま。
- あわあわ 【淡淡】 うすくほのかなさま。
- あわい 【淡い】 (1)色・味・香りなどが薄い。 ⇔濃い 「―・い水色」「―・い甘さ」 (2)形や光などがぼんやりした状態だ。かすかである。ほのかである。 「―・い雲」「街灯の―・い光」 (3)関心や執着の度合が薄い。 「―・い恋心」「―・い希望」 (4)軽薄だ。軽々しい。 「なのめなる事だに,少し―・きかたに寄りぬるは,心とどむる便もなきものを/源氏(澪標)」 ﹛派生﹜——さ(名
- あわう 【粟生】 ⇒あわふ(粟生)
- あわこ 【粟子】 魚類の卵の非常に小さいもの。タラ・ヒラメの卵など。
- あわざ 【阿波座】 大阪市西区の地名。近世初期,阿波堀・立売(イタチ)堀などにかこまれた水上交通の要地。西国,特に阿波の商人たちが活躍したのでこの名がある。のち,新町遊郭内の下等な遊女屋の町として知られた。
- あわし 【淡し】 ⇒あわい
- あわじ 【淡路】 旧国名の一。兵庫県淡路島全島に相当。淡州(タンシユウ)。
- あわす 【合(わ)す】 ※一※ (動サ五[四]) 〔下二段動詞「合わす」の四段化〕 「合わせる」に同じ。 「仏前に手を―・す」 ※二※ (動サ下二) ⇒あわせる ; 【淡す・醂す】 ※一※ (動サ五[四]) 渋柿の渋を抜く。さわす。 ※二※ (動サ下二) {※一※}に同じ。 「さはしし柿の味よりも―・せざるにも味まさりけり/仮名草子・仁勢物語」 ; 【会(わ)す・遭(わ
- あわず 【粟津】 ⇒あわづ(粟津)
- あわせ 【袷】 〔「あわせ(合)」と同源〕 裏をつけて仕立てた和服。単衣(ヒトエ)・綿入れに対していう。あわせぎぬ。﹝季﹞夏。 ; 【合(わ)せ】 〔動詞「合わせる」の連用形から〕 (1)あわせること。二つ以上のものを一つにすること。他の語と複合して用いる。 「―目」 (2)釣りで,「あたり」があったとき,魚に釣り針がかかるように竿(サオ)を操作すること。 (3)飯にとり合わせるもの
- あわた 【臏】 膝蓋骨(シツガイコツ)の古名。あわたこ。[和名抄] ; 【粟田】 山城国愛宕(オタギ)郡の地名。現在,京都市内。 ; 【粟田】 姓氏の一。
- あわつ 【慌つ】 ⇒あわてる
- あわづ 【粟津】 滋賀県大津市南部の地名。 「粟津野」「粟津の里」「粟津の原」「粟津の森」などの形でも古歌に詠まれ,多く同音の「逢わず」の意をかけたり,「薄」「尾花」などの秋の草花を素材として歌われた。((歌枕))「関越えて―の森のあはずとも清水に見えし影を忘るな/後撰(恋四)」
- あわに 【淡に】 はかなく。もろく。 「薄氷―むすべるひもなれば/枕草子 90」
例文
- 物事をあわててすると、間違いをします。
- 太った男はあわててタクシーに乗り込んだ。
- あわてて荷物をかかえて家に帰ってみたら。
- 私はあわててやったので間違いをおかした。
- 彼女は町の社交的型にあわせようとしない。
- あいつめ明日こそ痛い目にあわせてくれる。
- 視点があわなくてまっすぐ歩けない。
- 私達は偶然同じ列車に乗りあわせた。
- トムとはつきあわないほうがいいよ。
- 彼は寝る前に目覚し時計をあわせた。