くじらざ 意味
- 【鯨座】
〔(ラテン) Cetus〕
一二月中旬の宵に南中する星座。南天に広く座を占めるが,明るい星は少ない。最初に発見された変光星ミラを含む。
- くじらざし 【鯨差(し)】 〔もと,鯨のひげで作ったという〕 「鯨尺」に同じ。
- くじら 【鯨】 a whale. 鯨尺 [差し] a cloth measure.
- いわし-くじら ―クヂラ [4] 【鰯鯨】 ヒゲクジラの一種。体長17メートルほど。背面は青黒色で白斑が点在し,腹面は白い。イワシやタラとともに回遊し,オキアミ・イカ・小形の魚類を食べる。北太平洋・北大西洋・南氷洋などに分布。
- かわくじら 【皮鯨】 鯨の皮下の脂肪の部分を塩漬けにした食品。 「―の吸物といへば/浮世草子・永代蔵 2」
- かわ-くじら カハクヂラ 【皮鯨】 鯨の皮下の脂肪の部分を塩漬けにした食品。「―の吸物といへば/浮世草子・永代蔵 2」
- くじらおび 【鯨帯】 「昼夜帯(チユウヤオビ)」に同じ。
- くじらじる 【鯨汁】 鯨の肉を実にした汁。
- くじらつき 【鯨付き】 イワシクジラと一緒に遊泳しているカツオなどの群れ。
- くじらとり 【鯨取り】 鯨を捕らえること。また,その人。いさなとり。捕鯨。
- くじらなべ 【鯨鍋】 鯨の肉を使った鍋料理。﹝季﹞冬。
- くじらのし 【鯨熨斗】 鯨の筋肉を精製した食品。三杯酢・吸い物などにする。博多の名産。
- くじらひげ 【鯨鬚】 ヒゲクジラ類の上あごから櫛(クシ)の歯のようにたれ下がった角質板。プランクトンや小魚と水とをこし分ける役をする。工芸品の材料。筬(オサ)。げいす。
- くじらぶね 【鯨船】 (1)江戸時代,鯨を捕らえるときに用いた船。げいす。特に,勢子船(セコブネ)。 (2)江戸時代,捕鯨用の勢子船の軽快な性能を生かして作られた小型軍船。 (3)〔捕獲した鯨を引いて帰る捕鯨船に似ていることから〕 引き船。
- くじらまく 【鯨幕】 白布と黒布とを一枚ずつ交互に縫い合わせ,上下の縁に黒布を付けた幕。凶事用。
- くじらもり 【鯨銛】 捕鯨用の銛。銛に綱をつけて捕鯨砲から発射し,鯨に命中すると銛先が破裂して抜けなくなる。