くだあ・る 意味
読み方:
意味携帯版
- 【下ある】
(動ラ四)
(「くだはる」の転。近世語。遊び人・雲助などの用いた語)
(1)「くだはる{(1)}」に同じ。「様子窺ふ乞食(コツジキ)が,―・りませ,―・りませ/浄瑠璃・糸桜本町育」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださる。「内儀様(オカサン)四五十両貸して―・れ/浄瑠璃・関取千両幟」
- くだある 【下ある】 〔「くだはる」の転。近世語。遊び人・雲助などの用いた語〕 (1)「くだはる{(1)}」に同じ。 「様子窺ふ乞食(コツジキ)が,―・りませ,―・りませ/浄瑠璃・糸桜本町育」 (2)(補助動詞) 動詞の連用形に「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださる。 「内儀様(オカサン)四五十両貸して―・れ/浄瑠璃・関取千両幟」
- くだ・る [0] 【下る・降る】 (動ラ五 [四] ) (1) 高い所から低い所へ移動する。 のぼる 「坂道を―・る」「山を―・る」 川の上流から下流へ移動する。《下》 のぼる.html">のぼる 「坂道を―・る」「山を―・る」 川の上流から下流へ移動する。《下》 「川を―・る」 (3) 都から地方へ行く。《下》 のぼる 「奥州へ―・る」 京都で,南へ向かって
- あま-くだ・る [0] [4] 【天下る・天降る】 (動ラ五 [四] ) (1) 神が,天上の神の世界から地上の人間界におりる。 (2) 高級官僚が官庁を退職して,関連のある民間会社の高い地位につく。「関連企業に―・る」 [可能] あまくだれる
- くださ・る [3] 【下さる】 ■一■ (動ラ五 [四] ) (1) 「与える」「くれる」の尊敬語。お与えになる。下賜なさる。「先生の―・った御本」 (2) よいものと思われる。好ましく感ぜられる。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「家庭もあまり―・つたものぢやない/それから(漱石)」 (3) (補助動詞) 動詞の連用形に「お」の付いた形,動作性の漢語に「ご(御)」の付いた形,動詞の連用
- くだは・る 【下はる】 ■一■ (動ラ四) (「くださる」の転。近世語) (1) 「くださる」に同じ。侠客などが用いた。「どれ分け口―・りませと手を出せば/浄瑠璃・釜淵双級巴」 (2) (補助動詞) 動詞の連用形に助詞「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださる。「永々九郎兵衛殿を囲まうて―・つて過分にえんす/浄瑠璃・夏祭」 ■二■ (動ラ下
- て-くださ・る (連語) (接続助詞「て」に補助動詞「くださる」の付いたもの) くださる
- にげ-くだ・る [4] [0] 【逃(げ)下る】 (動ラ五 [四] ) (1) 山や坂を下って逃げる。 (2) 都から地方へ逃げて行く。逃げ落ちる。
- はせ-くだ・る [0] [4] 【馳せ下る】 (動ラ五 [四] ) (1) 高い所から低い所へ走って降りる。「山道を―・る」 (2) 都から地方へ急いで行く。「一万騎で山陽道へ―・る/平家 8」
- へり-くだ・る [4] [0] 【遜る・謙る】 (動ラ五 [四] ) 相手を敬って自分を低くする。謙遜(ケンソン)する。「―・った言い方」「―・った態度」
- くだ 【管】 (1)断面が円形で,中が空になっている細長いもの。普通,液体や気体を通すのに用いる。 「ゴムの―で水を吸い上げる」 (2)機(ハタ)を織るとき,緯(ヨコ)糸を巻きつける芯(シン)。 (3)糸繰り車のつむに差して,糸を巻きつける軸。 (4)「管の笛(フエ)」に同じ。 「吹き鳴せる―の音も/万葉 199」 ――を用いて天を窺(ウカガ)う 〔荘子(秋水)〕 細い管の穴から天
- あだあだし 【徒徒し】 (1)不誠実である。誠がない。 「露ばかり―・しう,後めたき心にも侍らず/浜松中納言 3」 (2)浮気っぽい。移り気だ。 「たはぶれに―・しき御心なし/栄花(様々の悦)」
- あだあだ・し 【徒徒し】 (形シク) (1) 不誠実である。誠がない。「露ばかり―・しう,後めたき心にも侍らず/浜松中納言 3」 (2) 浮気っぽい。移り気だ。「たはぶれに―・しき御心なし/栄花(様々の悦)」
- あべ-ただあき 【阿部忠秋】 (1602-1675) 江戸初期の老中。武蔵忍(オシ)藩主。三十数年老中を務め,家光・家綱期の幕政に深く関与した。
- おの-ただあき ヲノ― 【小野忠明】 (?-1628) 剣術家。上総の人。旧名御子神(ミコガミ)典膳。伊藤一刀斎の弟子。一刀流を大成。柳生家とともに将軍家剣術師範。 小野派一刀流
- こうだあや 【幸田文】 (1904-1990) 小説家・随筆家。東京生まれ。露伴の次女。女子学院卒。「終焉」など父を語る随筆で注目され,みずみずしい感覚の張りのある文体で下町の女などを描く。作品「流れる」「おとうと」など。