さだいじん 意味
- 【左大臣】
(1)律令制で,太政官の官名の一。太政大臣の下,右大臣の上に位置し,太政官の政務を統括する。ひだりのおおいもうちぎみ。ひだりのおとど。
(2)明治初期の最高官職の一。1869年(明治2)天皇を補佐して大政を統理するため,右大臣とともに設置された。85年内閣制度の制定により廃止。
- 【左大神・左大臣】
神社の随身(ズイジン)門に安置される神将のうち向かって右方の,兵杖をもつ像。
→矢大臣
- かわら-の-さだいじん カハラ― 【河原の左大臣】 (その邸宅を河原院といったところから) 源融(ミナモトノトオル)の通称。
- きんさだいじん 【欽差大臣】 中国,清代,有事の際に特定の事項の処理のため,臨時に特設された官職の一。阿片戦争後は,主に欧米諸国との外交にあたった。
- かわらのさだいじん 【河原の左大臣】 〔その邸宅を河原院といったところから〕 源融(ミナモトノトオル)の通称。
- きたのべのさだいじん 【北辺の左大臣】 源信(ミナモトノマコト)の通称。
- きたのべ-の-さだいじん 【北辺の左大臣】 源信(ミナモトノマコト)の通称。
- うだいじん 【右大臣】 (1)律令制で,太政官の官名の一。太政大臣・左大臣に次ぐ。左大臣と同じく太政官の政務を統括する。右丞相。右府。みぎのおおいもうちぎみ。みぎのおとど。 (2)明治初期,太政官制の官名の一。三条実美・岩倉具視が任ぜられた。内閣制度発足により廃止。
- う-だいじん [2] 【右大臣】 (1) 律令制で,太政官の官名の一。太政大臣・左大臣に次ぐ。左大臣と同じく太政官の政務を統括する。右丞相。右府。みぎのおおいもうちぎみ。みぎのおとど。 (2) 明治初期,太政官制の官名の一。三条実美・岩倉具視が任ぜられた。内閣制度発足により廃止。
- きび-だいじん 【吉備大臣】 右大臣吉備真備(キビノマキビ)の通称。
- さ-だいじん [2] 【左大神・左大臣】 神社の随身(ズイジン)門に安置される神将のうち向かって右方の,兵杖をもつ像。 矢大臣
- じち-だいじん [3] 【自治大臣】 自治省の長である国務大臣。
- じんだいじ 【深大寺】 東京都調布市にある天台宗の寺。もと,法相宗。山号,浮岳山。733年満功の開創。寺宝の釈迦倚像は白鳳時代の作ともいわれ,金銅仏の傑作。
- だいじん 【大尽・大臣】 (1)財産を多く持っている者。金持ち。富豪。資産家。素封家。 (2)特に遊里などで,金を多く使って遊ぶ客。 「まだおれを―とおもつてゐる舟宿がある/洒落本・遊子方言」 ――風((ダイジンカゼ))を吹か・す 大金持ちのようにいばったり,大金を使ったりする。 ; 【大臣】 (1)国務大臣のこと。 「大蔵―」 (2)(律令制における)太政官の上官。太政大臣・左右大
- だいじんけ 【大臣家】 鎌倉時代以後の公家の格式で,摂家・清華(セイガ)家に次ぐ家柄。大納言になる家柄で,席次があいていれば大臣{(2)}になることもできた。正親町(オオギマチ)三条・三条西・中院(ナカノイン)の三家がこれに当たる。
- だいじん-かぜ [3] 【大尽風】 大金持ちのように自分をひけらかすこと。大尽のそぶり。
- だいじん-がね 【大尽銀】 金持ちの家の遊蕩息子などに高利で貸す金。「親の呑み込まぬ―/浮世草子・好色敗毒散」
例文
- 欽差大臣(きんさだいじん)は、清朝の官職名。
- 左大臣(さだいじん・ひだりのおとど) - 葵の上と頭中将の父。
- 左大臣(さだいじん)は、朝廷組織の最高機関、太政官の職の一つ。