或る種 意味
- 或る ある ① 〔動詞「あり」の連体形からできた語〕 事物・人・時・場所などを漠然とさしていう語。また,それらをはっきりさせずにいう時にも用いる。 「―所におじいさんがいました」「―日」「―時」「―未知の物質」
- ある種 或る種
- 或る人 誰か
- 或る女 あるおんな 小説。有島武郎作。1919年(大正8)刊。自我に目覚めた明治の新しい女性早月葉子が,現実生活の中で生きる方向を失い,苦悩する姿を重厚なリアリズムで描いた作者の代表作。
- 或る日 ある日; 或日
- 或る時 ある時
- ある種の なんらかの
- 或る程度 ある程度
- 航走する船に追尾する種々の魚 船追い魚; 船を追う魚
- 或問 わくもん ◎ 文章形式の一。問いに答える形で自分の意見を述べる体裁の文。
- 或日 ある日; 或る日
- 戚 しゅく ② 八佾(ハチイツ)の舞に用いる,斧(オノ)をかたどった木製の持ち物。
- 戚戚 せきせき ◎ うれえて思いわずらうさま。 「窮して―たらず,天命を楽(タノシ)む/金色夜叉(紅葉)」
例文
- 或る種の魚類は4種類の錐体細胞を持つ。
- 1つ目は、湯治習俗が一般農民に或る種の再生儀礼として定着した事。
- 「犯罪者の家系」というのは、或る種の心理傾向の遺伝的な継承から生じているとも云える。
- 大小の表記を強調したのみの単純な物や、或る種の判じ物(パズル)の様な趣向を凝らした物もある。
- ただ、近年では、一般社会と多少の意識がずれた、若しくは或る種の名門的な存在の特別な社会としてあえて歌舞伎界を梨園と呼ぶことがある。
- この時期の他の重要な作品としては『土曜の夜と日曜の朝』(1960)、『或る種の愛情』(1962)、『孤独の報酬』(1963)などがある。
- また、カップは「社会的費用の概念は非常に広いから、或る種の「社会的機会費用」、すなわち各種の浪費とか非能率の形をとる社会的費用要素すらこの中に含まれる」とも述べている。
- ヒト免疫不全ウイルス (HIV)-1 又は ヒトTリンパ好性ウイルス (HTLV)-1 などのような、或る種のウイルスは、レトロトランスポゾンのように振る舞い、逆転写酵素及びインテグラーゼの双方を含む。
- この番組は、出演者にまつわるハプニングが多く、その度に内容の軌道変更を余儀なくされたが、逆にこの事が、或る種のキワモノ扱いされていた必殺シリーズを老若男女を問わず楽しめる時代劇として、認知させた功績は大きいと言えよう。
- 1990年代に入っても彼の作品が醸し出す或る種の血生臭い作風は貫き通されるが、1989年に完成されたオーボエ、チェンバロとピアノの為の『Verismo/La vena estratta』で音響とそれが紡ぎ出す各楽器パートのフレーズ感、また一作品上における独特な形式上の実験が試みられている。