あお-つづら 意味
関連用語
あおつづら: 【青葛】 ツヅラフジの別名。
あおつづら-ふじ: アヲ―フヂ [5] 【青葛藤】 ツヅラフジ科の落葉つる性低木。山野に自生。全体に細毛がある。葉は長い柄があり,広卵形で時に三浅裂。雌雄異株。夏,葉腋に黄白色の小花を円錐状につける。つるでつづらなどを編み,根と茎は利尿・鎮痛・解熱薬とする。カミエビ。
あおつづらふじ: 【青葛藤】 ツヅラフジ科の落葉つる性低木。山野に自生。全体に細毛がある。葉は長い柄があり,広卵形で時に三浅裂。雌雄異株。夏,葉腋に黄白色の小花を円錐状につける。つるでつづらなどを編み,根と茎は利尿・鎮痛・解熱薬とする。カミエビ。
つづら: 【葛・葛籠】 (1)ツヅラフジのつるを編んで作った,衣服などを入れる蓋(フタ)付きのかご。のちには竹やひのきの薄片で網代(アジロ)に編み,上に紙を貼って柿渋・漆などを塗ったものも作られるようになった。《葛籠》 (2)ツヅラフジなど,山野に生えるつる性の植物。《葛》「上野(カミツケノ)安蘇山―野を広み/万葉 3434」 (3)襲(カサネ)の色目の名。表は青黒色,裏は淡青色。《葛》
くまつづら: 【熊葛】 クマツヅラ科の多年草。原野・道端などに自生する。高さ約50センチメートル。葉は対生し,卵形で羽状に分裂。夏に枝頂に細長い花穂を立てて,紫色の小花をつける。全草を乾燥したものを通経・皮膚病などの薬にする。馬鞭(バベン)草。
くま-つづら: [3] 【熊葛】 クマツヅラ科の多年草。原野・道端などに自生する。高さ約50センチメートル。葉は対生し,卵形で羽状に分裂。夏に枝頂に細長い花穂を立てて,紫色の小花をつける。全草を乾燥したものを通経・皮膚病などの薬にする。馬鞭(バベン)草。
つづらうま: 【葛籠馬】 江戸時代,つづらを背にした馬。その上に人を乗せたり,また,荷物を運んだりした。 「かざりたてたる―をひきながら/滑稽本・膝栗毛 5」
つづらおり: 【葛折(り)・九十九折(り)】 (1)〔ツヅラのつるのように折れ曲がっている意〕 山道などがはなはだしく曲がりくねっていること。羊腸。 (2)馬術における,馬の乗り方。ジグザグに馬を歩かせるもの。
つづらか: 【円らか】 目を大きくみはるさま。 「そこに目も―なる小法師にて/栄花(花山)」
つづらがさ: 【葛笠】 ツヅラフジで編んだ網代笠(アジロガサ)。近江国水口で産し,一七世紀後半に流行した女物の笠。市女笠(イチメガサ)に似ているが,中のみねがやや低い。 「辻のぬけたる―を被き住みなれたるわが宿の名残/浮世草子・織留 2」
つづらこ: 【葛籠】 衣服を入れるかご。つづら。
つづらふじ: 【葛藤】 ツヅラフジ科のつる性落葉木本。暖地の山中に自生。茎は緑色で無毛。葉は互生し,長柄があり,卵円形で時に掌状に浅裂する。雌雄異株。夏,淡緑色の小花を円錐花序に付け,黒熟する核果を結ぶ。つるでかごなどを編み,根・茎は利尿薬やリューマチの薬とする。オオツヅラフジ。
つづらぶみ: 【藤簍冊子】 歌文集。六巻。上田秋成作。昇道編。1802年成立。1805~06年刊。和歌・紀行・文集から成る。歌は万葉・古今にかかわらない自由な歌風であり,紀行・文集は雅文体で流麗である。
つづら折り: 7曲がり
つづら-うま: [3] 【葛籠馬】 江戸時代,つづらを背にした馬。その上に人を乗せたり,また,荷物を運んだりした。「かざりたてたる―をひきながら/滑稽本・膝栗毛 5」