あり-あわ・す 意味
- ―アハス [4]
【有り合(わ)す・在り合(わ)す】
■一■ (動サ五)
(下一段動詞「ありあわせる」の五段化)
「ありあわせる」に同じ。「丁度―・した箒木を背後(ウシロ)に秘(カク)しつ/社会百面相(魯庵)」
■二■ (動サ下二)
ありあわせる
関連用語
あわ・す: アハス [2] 【淡す・醂す】 ■一■ (動サ五 [四] ) 渋柿の渋を抜く。さわす。 ■二■ (動サ下二) {■一■}に同じ。「さはしし柿の味よりも―・せざるにも味まさりけり/仮名草子・仁勢物語」
ありあわす: 【有り合(わ)す・在り合(わ)す】 ※一※ (動サ五) 〔下一段動詞「ありあわせる」の五段化〕 「ありあわせる」に同じ。 「丁度―・した箒木を背後(ウシロ)に秘(カク)しつ/社会百面相(魯庵)」 ※二※ (動サ下二) ⇒ありあわせる
ありあわせ: 【有り合(わ)せ】 たまたまその場にあること。また,そのもの。 「―の材料を使った料理」
あり-あわせ: ―アハセ [0] 【有り合(わ)せ】 たまたまその場にあること。また,そのもの。「―の材料を使った料理」
あり-あわ・せる: ―アハセル [5] [0] 【有り合(わ)せる・在り合(わ)せる】 (動サ下一) [文] サ下二 ありあは・す (1) ちょうどその場にある。たまたまそこにある。「―・せた材料で作ったもの」 (2) 都合よくその場に居合わせる。「折節御前に豊田隼人といふ大目付―・せ/浮世草子・武道伝来記 3」
ごあり-ま・す: (動サ特活) (「ござります」の転) 補助動詞として用いる。補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でございます。「こんな熱い涙は出ませぬで―・するで―・する/浄瑠璃・宵庚申(上)」 (活用は補助動詞「ござります」に同じ)
ありあわせる: 【有り合(わ)せる・在り合(わ)せる】 (1)ちょうどその場にある。たまたまそこにある。 「―・せた材料で作ったもの」 (2)都合よくその場に居合わせる。 「折節御前に豊田隼人といふ大目付―・せ/浮世草子・武道伝来記 3」
いれ-あわ・す: ―アハス 【入れ合はす】 (動サ下二) 埋め合わせる。「おのれが損は―・せ今は金もいらぬ/浄瑠璃・五十年忌(中)」
い-あわ・す: ヰアハス [3] 【居合(わ)す】 ■一■ (動サ五 [四] ) 「いあわせる」に同じ。「現場に―・す」 ■二■ (動サ下二) いあわせる
うち-あわ・す: ―アハス [0] [4] 【打ち合(わ)す】 ■一■ (動サ五 [四] ) 「うちあわせる」に同じ。「拍子木を―・す」 ■二■ (動サ下二) うちあわせる
うまれ-あわ・す: ―アハス [5] 【生(ま)れ合わす】 ■一■ (動サ五 [四] ) 「うまれあわせる」に同じ。「良い時代に―・す」 ■二■ (動サ下二) うまれあわせる
うめ-あわ・す: ―アハス [4] 【埋め合(わ)す】 ■一■ (動サ五 [四] ) 「うめあわせる」に同じ。「今までの赤字を―・すだけの利益を得る」 ■二■ (動サ下二) うめあわせる
おおせ-あわ・す: オホセアハス 【仰せ合はす】 (動サ下二) 「言い合わす」の尊敬語。御相談なさる。お話し合いになる。「新院内々聞召れて…―・せらるる事懇(ネンゴロ)なり/保元(上)」
かけ-あわ・す: ―アハス 【駆け合はす・駈け合はす】 (動サ下二) 馬に乗って戦う。「敢へて―・せんとする者なし/太平記 8」
きき-あわ・す: ―アハス [4] 【聞き合(わ)す】 ■一■ (動サ五 [四] ) 「聞き合わせる」に同じ。「先方に―・す」 ■二■ (動サ下二) ききあわせる