うちおおい 意味
- 【打ち覆ひ】
(1)仮に作った屋根。
「―を葺きて/方丈記」
(2)棺に入れるまで,死者にかぶせておく生前着用した着物。また,死者の棺を包む白布。
関連用語
くちおおい: 【口覆い】 (1)茶道で,葉茶壺の口を覆う布。金襴(キンラン)などを用いる。 (2)口を覆い隠すこと。また,そのための袖や扇など。
うち-おおい: ―オホヒ 【打ち覆ひ】 (1) 仮に作った屋根。「―を葺きて/方丈記」 (2) 棺に入れるまで,死者にかぶせておく生前着用した着物。また,死者の棺を包む白布。
うちお: 【打(ち)緒】 「打ち紐(ヒモ)」に同じ。
うちのおおいどの: 【内の大殿】 ⇒ないだいじん(内大臣)
うち-の-おおいどの: ―オホイドノ 【内の大殿】 ないだいじん
おおいもうちぎみ: 【大臣】 「だいじん(大臣){(2)}」に同じ。 「昔,左の―いまそがりけり/伊勢 81」
おおい-もうちぎみ: オホイマウチギミ 【大臣】 「だいじん(大臣){ (2) }」に同じ。「昔,左の―いまそがりけり/伊勢 81」
のちおい: 【後生ひ】 (1)あとから生ずること。あとにできること。また,そのもの。 「―のつのぐむ蘆(アシ)のほどもなき/好忠集」 (2)あとから生まれた人。あとから学ぶ人。 「―の恐ろしかりしかば,耳は据わりにしを/宇津保(国譲中)」
もちおい: 【餅負い】 満一年の誕生祝い。その子供に祝いの餅を負わせたり,踏ませたりする。餅誕生。力餅。立ち餅。 →餅踏み
おおきおおいもうちぎみ: 【太政大臣】 「だいじょうだいじん(太政大臣)」に同じ。
おおき-おおいもうちぎみ: オホキオホイマウチギミ 【太政大臣】 「だいじょうだいじん(太政大臣)」に同じ。
つちおおね: 【土大根】 ダイコンの異名。 「―をよろづにいみじき薬とて/徒然 145」
うちおうぎ: 【打(ち)扇】 能楽の舞台で用いる扇。
うちおき: 【打(ち)置き】 ⇒打(ウ)ち枝(エダ)(2)
うちおく: 【打ち置く】 (1)無造作におく。 「赤駒にしづ鞍―・き/万葉 804」 (2)手をつけずそのままにしておく。 「棺をひさくもの,作りて―・くほどなし/徒然 137」