おののおゆ 意味
- 【小野老】
(?-737) 奈良前期の官人。右少弁・大宰大弐などを歴任。万葉集に歌三首がみえる。
例文
- 小野老(おののおゆ、生年不詳 - 天平9年6月11日(737年7月17日))は、奈良時代の歌人、官人。
関連用語
おのおのの: 毎; 各; それぞれの
おののおつう: 【小野お通】 浄瑠璃「十二段草子」の作者と伝えられる伝説的な女性。小野正秀の女(ムスメ)で,淀君に仕え,管弦・歌道に秀でたといわれる。 〔現在では十二段草子の作者説は否定されている〕
おの-の-おゆ: ヲノ― 【小野老】 (?-737) 奈良前期の官人。右少弁・大宰大弐などを歴任。万葉集に歌三首がみえる。
おのおの: 【各・各々】 ※一※ (名) (1)(人間について)ひとりひとり。めいめい。各自。 「―の義務」「―一つずつ持つ」 (2)(事物について)ひとつひとつ。それぞれ。各個。 「―の条項を参照する」 ※二※ (代) 二人称。多人数に向かって呼びかける語。皆さん。 「これ御覧ぜよ,―/平家 3」
おのおの-がた: 【各々方】 (代) 二人称。多人数の人を敬っていう語。皆さん。あなたがた。近世,多く武士が用いた。「大事の銀を出して,―を呼ぶは/浮世草子・禁短気」
かすがのおゆ: 【春日老】 奈良時代の官僚・歌人。従五位下,常陸介。万葉集に八首収められている。春日倉老。生没年未詳。
おののき: 【戦き】 怖くて震えること。戦慄(センリツ)。
おののく: 【戦く】 〔「わななく」の母音交替形〕 恐怖・寒さ・興奮などで震える。 「恐怖に―・く」
おののみや: 【小野宮】 平安京の,大炊御門南,烏丸西にあった邸宅。文徳天皇の皇子で小野宮と呼ばれた惟喬(コレタカ)親王が隠棲したことからこの名があるという。のち太政大臣藤原実頼(サネヨリ)が住み,小野宮殿と呼ばれたため,その子孫は小野宮家と称され,有職故実家として知られた。
おのの・く: ヲノノク [3] 【戦く】 (動カ五 [四] ) (「わななく」の母音交替形) 恐怖・寒さ・興奮などで震える。「恐怖に―・く」
おのおのがた: 【各々方】 二人称。多人数の人を敬っていう語。皆さん。あなたがた。近世,多く武士が用いた。 「大事の銀を出して,―を呼ぶは/浮世草子・禁短気」
ののおきな: 【野の老・野の翁】 〔ひげ根を老人のひげに見立てていう〕 トコロ(野老)の異名。
おのおれ: 【斧折】 カバノキ科の落葉高木。本州中部以北の山中に生じ,高さ17メートルに達する。葉は楕円形で鋸歯(キヨシ)がある。春,暗黄色の花を尾状の花穂につける。材は非常に堅く,器具や細工物に用いる。オノオレカンバ。オンノレ。アズサミネバリ。ミネバリ。
たまのおの: 【玉の緒の】 比喩的に「長し」「短し」「絶ゆ」「乱る」「間も置かず」「継ぐ」「惜し」などにかかる。また「うつし心」(かかり方未詳)の例もある。 「―長き春日を思ひ暮らさく/万葉 936」「―絶えじい妹と結びてしことは果たさず/万葉 481」「―現し心や年月の行きかはるまで妹に逢はざらむ/万葉 2792」
ひものおの: 【紐の緒の】 (1)紐を結ぶのに,一方を輪にして他方をその中にいれるところから,「心に入る」にかかる。 「何故(ナニユエ)か思はずあらむ―心に入りて恋しきものを/万葉 2977」 (2)紐の緒をつなぐことから,比喩的に「いつがる」にかかる。 「―いつがりあひて/万葉 4106」