きのまろ-どの 意味
- 【木の丸殿】
荒削りの丸木のままで造った粗末な宮殿。特に,筑前国朝倉郡にあった斉明天皇の行宮(アングウ)。黒木の御所。きのまるどの。このまろどの。((歌枕))「朝倉や―にわがをれば名のりをしつつ行くはたが子ぞ/新古今(雑中)」
関連用語
きのまろどの: 【木の丸殿】 荒削りの丸木のままで造った粗末な宮殿。特に,筑前国朝倉郡にあった斉明天皇の行宮(アングウ)。黒木の御所。きのまるどの。このまろどの。((歌枕))「朝倉や―にわがをれば名のりをしつつ行くはたが子ぞ/新古今(雑中)」
このまろ-どの: 【木丸殿】 きのまろどの
このまろどの: 【木丸殿】 ⇒きのまろどの(木丸殿)
きのみ-きのまま: 【着の身着の儘】 (連語) 今,着ているもののほかには何ひとつ着る物をもっていないこと。「―で焼け出される」
ときのま: 【時の間】 少しの間。きわめて短い時間。つかのま。 「勝負は―に決まった」「―の出来事」
あべのうちのまろ: 【阿倍内麻呂】 ⇒阿倍倉梯麻呂(アベノクラハシマロ)
あべ-の-うちのまろ: 【阿倍内麻呂】 阿倍倉梯麻呂
いそのかみのまろ: 【石上麻呂】 (640-717) 奈良時代の廷臣・左大臣。天武天皇の代に遣新羅(シラギ)大使となり,文武天皇の代に筑紫総領として北九州の経営に活躍した。
ふじわらのまろ: 【藤原麻呂】 (695-737) 奈良初期の廷臣。不比等の第四子。藤原京家の祖。「万葉集」「懐風藻」に作を残す。
きのみきのまま: 【着の身着の儘】 今,着ているもののほかには何ひとつ着る物をもっていないこと。 「―で焼け出される」
くしきのまど: 【九識の窓】 〔仏〕 物事を識別する九識の作用を,光を入れる窓にたとえた語。
すすきのまる: 【薄丸】 家紋の一。薄の葉と穂を輪形に描いたもの。
ねびきのまつ: 【根曳きの松】 (1)根のついたまま引き抜いた松。門松に用いた。 (2)曲名(別項参照)。 ; 【根曳の松】 地歌・箏曲の一。文化・文政(1804-1830)頃に松本一翁が作詞,三津橋勾当(コウトウ)が三味線で作曲。正月の風景を唄ったもの。手事(テゴト)物の代表曲。
いきのまつばら: 【生の松原】 福岡市博多湾西部の海岸。白砂青松の景勝地。元寇(ゲンコウ)防塁の跡が残る。((歌枕))「けふまでは―生きたれどわが身のうさになげきてぞふる/拾遺(雑賀)」
せきのまごろく: 【関孫六】 ⇒兼元(カネモト)