このまろ-どの 意味
関連用語
このまろどの: 【木丸殿】 ⇒きのまろどの(木丸殿)
きのまろ-どの: 【木の丸殿】 荒削りの丸木のままで造った粗末な宮殿。特に,筑前国朝倉郡にあった斉明天皇の行宮(アングウ)。黒木の御所。きのまるどの。このまろどの。((歌枕))「朝倉や―にわがをれば名のりをしつつ行くはたが子ぞ/新古今(雑中)」
きのまろどの: 【木の丸殿】 荒削りの丸木のままで造った粗末な宮殿。特に,筑前国朝倉郡にあった斉明天皇の行宮(アングウ)。黒木の御所。きのまるどの。このまろどの。((歌枕))「朝倉や―にわがをれば名のりをしつつ行くはたが子ぞ/新古今(雑中)」
このま: 【木の間】 木と木のあいだ。樹間。
このまえ: 【此の前】 この間。せんだって。前回。 「―の土曜日」
このましい: 【好ましい】 〔動詞「このむ」の形容詞形。「このもしい」とも〕 (1)感じがよくて,心を引かれる。好感がもてる。 「―・い人柄」 (2)望ましい。そのようになればいい。 「慎重な検討が―・い」「あまり―・くない事件」 (3)好きである。好みに合う。 「うちつけのすきずきしさなどは,―・しからぬ御本性にて/源氏(帚木)」 (4)風流好みである。凝っている。 「わざと―・しき事も
このまし・い: [4] 【好ましい】 (形) [文] シク このま・し (動詞「このむ」の形容詞形。「このもしい」とも) (1) 感じがよくて,心を引かれる。好感がもてる。「―・い人柄」 (2) 望ましい。そのようになればいい。「慎重な検討が―・い」「あまり―・くない事件」 (3) 好きである。好みに合う。「うちつけのすきずきしさなどは,―・しからぬ御本性にて/源氏(帚木)」 (4) 風流
このまま: 【此の儘】 今のまま。 「―では済むまい」「―にしておこう」「―進めよう」 〔副詞的用法の場合,アクセントは ◎〕
このま-がくれ: [4] 【木の間隠れ】 木の茂みのあいだから見え隠れすること。
このま-ちょう: ―テフ 【木の間蝶】 ジャノメチョウ科のクロコノマチョウとウスイロコノマチョウの総称。開張約7センチメートル。暗褐色ではねの外縁には凸凹がある。前ばねに二個,後ろばねに三個の眼状紋があり,裏面は灰白色。幼虫はイネ科の植物を食う。クロコノマチョウは関東から屋久島まで,ウスイロコノマチョウは南西諸島以南,東南アジア・アフリカなどに分布。
とこのま: 【床の間】 座敷の正面上座に一段高く構え,掛軸・置物・花瓶などを飾る場所。室町時代の押板(オシイタ)と上段を原形として生まれた。ゆかの仕上げにより畳床と板床があり,また形式としては本床・蹴込み床・踏み込み床・洞床(ホラドコ)・袋床・釣り床・織部床・置床などがある。
とこのま-つき: [0] [4] 【床の間付き】 座敷に床の間のついていること。また,その座敷。
このえ-あつまろ: コノヱ― 【近衛篤麿】 (1863-1904) 政治家。公爵。関白忠煕(タダヒロ)の孫。号,霞山(カザン)。学習院院長・貴族院議長・枢密顧問官などを歴任。東亜同文会・対露同志会を結成し,対露強硬外交を主張。
このえ-ひでまろ: コノヱ― 【近衛秀麿】 (1898-1973) 指揮者・作曲家。篤麿の子,文麿の弟。東大中退。ダンディらに作曲を,E =クライバーらに指揮を学ぶ。山田耕筰に師事し,山田とともに日本交響楽団を創立。
このえ-ふみまろ: コノヱ― 【近衛文麿】 (1891-1945) 政治家。篤麿の長男。公爵。東京生まれ。京大卒。貴族院議長。1937年(昭和12)以後三度組閣。この間,大政翼賛会を創立した。第二次大戦後,戦犯出頭命令を受けて服毒自殺。