ことづけ 意味
- 【言付け・託け】
〔古くは「ことつけ」〕
(1)ことづけること。また,その言葉。
「―を頼む」
(2)かこつけること。口実にすること。
「『え,ひきよがでなむ』とあるを『例の―』と見給ふものから/源氏(葵)」
例文
- お父さんからことづけがあります。
- 太真は道士に、王との思い出の品とメッセージをことづける。
- マカオのビルにある伝言板で、金太へことづけするのみでしかなく、本人は登場しない。
- 遥か彼方のぬいぐるみ国から、王子であるマイケル信州にことづけをしにやってきた3人組。
- 『スリランカからのことづけ』共著(ビデオ作品),2005年3月,One-Asia・Hot-Heart。
関連用語
ことづける: 【言付ける・託ける】 〔古くは「ことつく」と清音〕 (1)伝言や物を人に頼んで,先方に届けてもらう。 「よろしくと―・ける」「田舎の名産を知人に―・ける」 (2)口実にする。かこつける。 「その夜のことに―・けてこそ罷り絶えにしか/源氏(帚木)」
ことづけて届ける: 届ける
あとづけ: 【後付け】 書籍の巻末に入れる後記・索引・付図・奥付など。 ⇔前付け
あとづける: 【跡付ける】 物事の変化していった跡をたどって確かめる。 「町の変遷を―・ける」
ことづかり: 【託かり】 ことづかること。また,ことづかったもの。 「人からの―物」
ことづかる: 【言付かる・託かる】 伝言や物を届けるよう頼まれる。「社長からこれを―・って参りました」「伝言を父から―・って来ました」[日葡]
ことづつ: 【言伝つ】 〔「ことつつ」とも。未然形・連用形・命令形の用例がある〕 ことづてをする。 「やよや待て山郭公(ヤマホトトギス)―・てむ/古今(夏)」「北へゆくかりの翅(ツバサ)に―・てよ/新古今(離別)」
ことづて: 【言伝】 〔古くは「ことつて」〕 (1)人に頼んで伝言してもらうこと。また,その言葉。伝言。 「―を頼む」 (2)他の人から伝え聞くこと。 「風のたよりの―も絶えて久しくなりければ/平家 10」
ことづめ: 【琴爪・箏爪】 箏(コト)の演奏の際に弦を弾く小さな義甲。弦を弾く部分は象牙など堅い材料で製し,革製の輪を付けて,右手の拇指(ボシ)・食指・中指にはめて弾弦する。現行の箏曲では,生田流は角爪(カクヅメ),山田流は丸爪(マルヅメ)を用いる。つめ。ことづま。
こと-づけ: [0] [4] 【言付け・託け】 (名)スル (古くは「ことつけ」) (1) ことづけること。また,その言葉。「―を頼む」 (2) かこつけること。口実にすること。「『え,ひきよがでなむ』とあるを『例の―』と見給ふものから/源氏(葵)」
ことづかりもの: 頼まれもの
ことばづけ: 【詞付け】 連歌・俳諧の付合(ツケアイ)の一体。前句の中の言葉の縁で付けるもの。 →心付け →物付け
ことば-づけ: [0] 【詞付け】 連歌・俳諧の付合(ツケアイ)の一体。前句の中の言葉の縁で付けるもの。 心付け 物付け
勇気づけること: 激励; 鼓舞激励; 気付け; 励まし; 督励; ほめて応援すること; 勧奨; 鼓吹; 奨励; 鼓舞
とづか: 【斗束】 頂部に斗(マス)をのせた束。高欄の架木(ホコギ)を受ける。ますづか。