したたか-もの 意味
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【強か者】
(1)こちらの思うようにたやすく扱えない人。一筋縄でいかない者。手ごわい者。「彼は見かけと違ってなかなかの―だ」
(2)力が強く,勇ましい者。剛の者。「上総守が童(ワラワ)次郎丸といふ―,おしならべひつくんで,どうどおつ/平家 4」
関連用語
したたかもの: 【強か者】 (1)こちらの思うようにたやすく扱えない人。一筋縄でいかない者。手ごわい者。 「彼は見かけと違ってなかなかの―だ」 (2)力が強く,勇ましい者。剛の者。 「上総守が童(ワラワ)次郎丸といふ―,おしならべひつくんで,どうどおつ/平家 4」
したたか: 【強か】 ※一※ (形動) (1)強くて手ごわいさま。一筋縄ではいかないさま。 「―なやつ」 (2)強そうなさま。いかめしいようす。 「力が強く勇気があつて―な豪傑である/社会百面相(魯庵)」 (3)しっかりしているさま。確かなさま。 「君達の御為はかばかしく―なる御後見,何にかはせさせ給はむ/源氏(帚木)」 (4)大げさなさま。はなはだしいさま。 「いと―なるみづからの祝ひ
したたか者: 強か者; 健者; 健か者
したたか殴る: 打ちのめす; ぶんなぐる
きのしたたかぶみ: 【木下幸文】 (1779-1821) 江戸後期の歌人。初名,義質(ヨシナオ)。号は亮亮舎(サヤサヤノヤ)・朝三亭。備中の人。はじめ澄月・慈延に,のち香川景樹に学ぶ。歌風は奔放にして,繊細。桂園十哲の一人。代表歌「貧窮百首」。著「亮亮遺稿」「亮亮草紙」など。
たけのしたのたたかい: 【竹下の戦い】 1335年,竹下(現在の静岡県小山町)における足利尊氏と新田義貞の戦い。建武中興政府に反旗を翻した尊氏は,この勝利に乗じて西上を開始した。
たけのした-の-たたかい: ―タタカヒ 【竹下の戦い】 1335年,竹下(現在の静岡県小山町)における足利尊氏と新田義貞の戦い。建武中興政府に反旗を翻した尊氏は,この勝利に乗じて西上を開始した。
あたたか: 【暖か・温か】 (1)暑くも寒くもなく,また熱くも冷たくもなく,肌に気持ちのよいぬくもりを感じさせる温度であるさま。あったか。﹝季﹞春。 「春も近づき日ごとに―になる」「―な着物」「―な御飯」 (2)愛情や思いやりがあるさま。 「―な心の持ち主」「―な家庭」 (3)経済状態がよいさま。金銭が十分あるさま。 「きょうは懐が―だ」 (4)穏やかなさま。事を荒だてないさま。 「銀も見
あたたかい: 【暖かい・温かい】 〔形容動詞「あたたか」の形容詞化したもの。近世以降の語〕 (1)気温や温度が程よい。あったかい。 「―・い日ざし」 (2)金銭が十分ある。あったかい。 「懐が―・い」 (3)愛情や思いやりがある。 ⇔冷たい 「―・い手をさしのべる」 ﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)——み(名)
あたたかみ: 【暖かみ】 warmth; mildness; heat. ~のある(ない) warm-(cold-)hearted.
あたたか・い: [4] 【暖かい・温かい】 (形) [文] ク あたたか・し (形容動詞「あたたか」の形容詞化したもの。近世以降の語) (1) 気温や温度が程よい。あったかい。「―・い日ざし」 (2) 金銭が十分ある。あったかい。「懐が―・い」 (3) 愛情や思いやりがある。 冷たい 「―・い手をさしのべる」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)――み(名)
たたかい: 【戦い・闘い】 (1)たたかうこと。争い。戦争。戦闘。 「―を宣する」「激烈な―の場」 (2)技芸などの優劣を争うこと。競技。試合。 (3)軍勢。軍隊。 「胡国の―こはくして/平家 2」
たたかう: 【戦う・闘う】 〔動詞「たたく」の未然形に接尾語「ふ」の付いた語〕 (1)武力をもって互いに攻め合う。争う。 「隣国と―・う」 (2)技芸や力の優劣を競う。勝負する。 「横綱と互角に―・う」 (3)利害を異にする者が,自分の利益を守ったり獲得したりするために争う。 「労使が―・う」 (4)困難や苦しみに負けないよう努力する。 「難病と―・う」「暑さと―・う」 (5)繰り返し
たたかれる: 打ち砕かれる
たたかわす: 【戦わす】 力・技などをきそう。激しくやりあう。 「議論を―・す」