しの-すすき 意味

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    【篠薄】

    (1)薄の株のように群れ生えている篠竹。また,篠や薄。篠の小薄。「妹らがり我が行く道の―我し通はばなびけ篠原/万葉 1121」
    (2)穂の出ていない薄。「ほに出でぬ物思ふらし―まねくたもとの露しげくして/源氏(宿木)」

関連用語

        しのすすき:    【篠薄】 (1)薄の株のように群れ生えている篠竹。また,篠や薄。篠の小薄。 「妹らがり我が行く道の―我し通はばなびけ篠原/万葉 1121」 (2)穂の出ていない薄。 「ほに出でぬ物思ふらし―まねくたもとの露しげくして/源氏(宿木)」
        すすき:    【薄・芒】 イネ科の大形多年草。山野の荒地に群生する。葉は叢生(ソウセイ)し,長い線形で縁がざらつく。秋,約1.5メートルの花茎を出し,尾花(オバナ)といわれる花穂をつける。花穂には多数の細長い枝があって,白色または帯紫色の長毛のある小穂がつく。古くは葉で屋根をふいた。十五夜の月見に飾る。秋の七草の一。カヤ。﹝季﹞秋。 ――の穂(ホ)にも怯(オ)・じる わずかなことにもびくびくと恐れるさ
        あぶら-すすき:     [4] 【油薄・油芒】 イネ科の多年草。山中の草原に生える。高さ1メートル内外。長い線形の葉をつけ,茎の上部にあぶら気がある。秋,茎の頂に大形の円錐形の花穂を出す。
        かれすすき:    【枯れ薄】 冬枯れのススキ。﹝季﹞冬。
        かれ-すすき:     [3] 【枯れ薄】 冬枯れのススキ。 [季] 冬。
        すすきだ:    【薄田】 姓氏の一。
        すすきの:    【薄野】 札幌市中央部にある繁華街。
        すすき-の-まる:     [0] 【薄丸】 家紋の一。薄の葉と穂を輪形に描いたもの。
        はだすすき:    【はだ薄】 〔「はたすすき」とも〕 風になびく薄の穂,その穂の末(ウラ)の意から「穂に出づ」「裏」,地名「三穂」にかかる。 「―穂にはな出でと思ひたる/万葉 3800」
        はだ-すすき:     【はだ薄】 (枕詞) (「はたすすき」とも) 風になびく薄の穂,その穂の末(ウラ)の意から「穂に出づ」「裏」,地名「三穂」にかかる。「―穂にはな出でと思ひたる/万葉 3800」
        はなすすき:    【花薄】 ※一※ ③ (名) 穂の出た薄。花の咲いた薄。尾花。﹝季﹞秋。 ※二※ (枕詞) 「ほに出づ」「ほのか」にかかる。 「―などかほにいでて恋ひずしもあらむ/古今(恋一)」「―ほのかに見てぞ人は恋しき/拾遺(恋二)」
        はな-すすき:     【花薄】 ■一■ [3] (名) 穂の出た薄。花の咲いた薄。尾花。 [季] 秋。 ■二■ (枕詞) 「ほに出づ」「ほのか」にかかる。「―などかほにいでて恋ひずしもあらむ/古今(恋一)」「―ほのかに見てぞ人は恋しき/拾遺(恋二)」
        ほすすき:    【穂薄・穂芒】 穂の出たススキ。﹝季﹞秋。《―の解けんばかりのするどさよ/星野立子》
        むらすすき:    【叢薄】 群がり生えているすすき。
        むら-すすき:     [3] 【叢薄】 群がり生えているすすき。

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