増やす・殖やす 意味
- ふやす ②
数量が多くなるようにする。ふえるようにする。
⇔減らす
「財産を―・す」
〔「殖やす」は財産や動植物に関して使うことが多い〕
〝可能〞 ふやせる
関連用語
殖やす: 蕃殖する; 繁殖する; 増える; 増す; 増加する; 増大する; 益す; 増やす; 増強する; 加える; 大きくする; 加増する; 殖える; 増益する
増やす: 増加する; アップする; 押し上げる; 多様化する; 増す; 高める; 押上げる; 殖やす; 変化させる; 繰り上げる; 引き上げる; 増強する; 加増する; 益す; 増大する; 引上げる; 引き揚げる; 増益する; 繰上げる; 加える; 大きくする; 上げる; 多くする
動物を増やす: 魚を放つ; 人を住まわせる; 植民する
再び増やすこと: 再び住みつかせること
やす: 【安】 〔形容詞「やすい」の語幹から。多く他の語と複合して用いられる〕 (1)金額の少ないこと,値段の低いことを表す。 「―月給」「―普請」 (2)値段の下がること。 ⇔高 「―値」「十円―」 (3)軽はずみに行うことを表す。 「―請け合い」 (4)安泰なさま,安らかなさまであることを表す。 「うら―にさ寝る夜そなき/万葉 3504」 ; 【易】 〔「安」と同源〕
やす-やす: [3] 【安安】 (副) 苦しむことなく安楽に。平穏に。「―(と)老後を送る」
やすみ-やすみ: [4] 【休み休み】 (副) (1) 途中で何度も休みながら。何度も休憩をして。「―山を登る」 (2) よく熟慮して。考え考え。非難の意をこめて用いる。「冗談も―言え」「馬鹿も―言え」
やすやす: 【痩す痩す】 〔動詞「やす」の終止形をかさねた語〕 非常にやせながら。 「―も生けらばあらむをはたやはた鰻(ムナギ)を取ると川に流るな/万葉 3854」 ; 【安安】 苦しむことなく安楽に。平穏に。 「―(と)老後を送る」 ; 【易易】 物事をいかにもやさしそうにするさま。簡単に。たやすく。 「障害物を―(と)越える」
やすやすと: 容易に; たやすく
栄やす・映やす: はやす (1)映えるようにする。引きたてる。 「なに事もさしいらへし給ふ御光に―・されて/源氏(初音)」 (2)賞美する。ほめる。 「七重花咲く八重花咲くと申し―・さね申し―・さね/万葉 3885」
あやす: 【零す】 (1)血や汗などをしたたらせる。こぼす。 「血を―・して卒都婆によくぬりつけて/宇治拾遺 2」 (2)(果実などを)落とす。[日葡] ; (幼い子供などの)機嫌をとる。 「赤ん坊を―・す」 ‖可能‖ あやせる
いやす: 【癒やす】 (1)病気や傷などをなおす。 「温泉で傷を―・す」 (2)悲しみや苦痛をなくす。 「恋の痛手を―・す」「かわきを―・す」 〔「いえる」に対する他動詞〕 ‖可能‖ いやせる
うら-やす: 【心安】 (形動ナリ) 心の安らかなさま。気掛かりのないさま。「春へ咲く藤の末葉(ウラバ)の―にさぬる夜そなき子ろをし思へば/万葉 3504」
えん-やす: ヱン― [0] 【円安】 外国為替(カワセ)相場で,外国通貨に対して円の価値が低くなっている状態。 円高
おやす: 【生す】 (1)はやす。生いしげらせる。 「髪の長さ百丈ばかりに―・して/御伽草子・富士人穴」 (2)陰茎を勃起(ボツキ)させる。 「馬めが,彼の物を―・してをりけるを/咄本・昨日は今日」 ; 【瘁す】 〔「おゆ(瘁)」の他動詞形〕 毒気にあてて人を弱らせる。衰弱させる。 「新羅(シラギ)は…我が黎民(オオミタカラ)を―・し害(ヤブ)り/日本書紀(欽明訓)」