あなぐる 意味
読み方:
意味携帯版
- 【探る・索る】
探し求める。さぐる。また,くわしく調べる。
「乃ち出でて畝傍山に入る。因りて山を―・る/日本書紀(舒明訓)」
- なぐる 【殴る・擲る・撲る】 (1)(硬い物で)強くたたく。横ざまに強く打つ。ぶんなぐる。 「げんこつで頭を―・る」 (2)風雨が横なぐりに吹きつける。 「暖かき風池の面(オモ)を―・つて/露小袖(乙羽)」 (3)投げやりにものをする。 「ええかげんに―・つてはやくしまはうねえ/黄表紙・艶気樺焼」 ‖可能‖ なぐれる ; ⇒なぐれる
- あなぐま 【穴熊】 (1)イタチ科の哺乳類。胴は淡黄褐色,四肢は黒色。顔に白と黒のはっきりした帯がある。タヌキとよく混同されるが,手の爪が強大で,毛は荒く硬い。森林に深い穴を掘ってすむ。毛は毛筆・刷毛(ハケ)の材料となる。ヨーロッパ・アジア・日本に分布。「むじな」と呼ぶ地方もある。ササグマ。マミ。アナホリ。 (2)将棋の戦法の一。王将を自陣の隅に囲うもの。
- あなぐも 【穴蜘蛛】 ジグモの別名。
- あなぐら 【穴蔵・穴倉・窖】 (1)地下に穴を掘って,物を蓄えておく所。 (2)居住したり,仕事場にしたりする地下室。
- …をなぐる を操る
- かきなぐる 【書きなぐる】 字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。 「―・ったような筆跡」
- かなぐる (1)荒々しく取り去る。 「死にし人の髪を―・り抜き取るなりけり/今昔 29」 (2)荒々しく払いのける。 「腹だち―・りて起くれば/落窪 1」
- しゃなぐる かきむしる。かなぐる。 「髪も頭も引き―・り/浄瑠璃・関取千両幟」
- つなぐるま 【綱車】 綱を用いる伝導装置。また,それに使用する車。木製または鋳鉄製で,綱を掛けるための半円型の溝が切ってある。ロープ車。
- なぐるさの 【投ぐる矢の】 投げる矢のようにの意で,「遠離(トオザカ)る」にかかる。 「―遠ざかり居て/万葉 3330」
- なぐるさ-の 【投ぐる矢の】 (枕詞) 投げる矢のようにの意で,「遠離(トオザカ)る」にかかる。「―遠ざかり居て/万葉 3330」
- はなぐるま 【花車】 (1)花で飾った車。 (2)花を積んだ車。
- ぶんなぐる 【打ん殴る】 強くなぐる。 「思い切り―・る」 ‖可能‖ ぶんなぐれる
- むなぐるま 【空車】 (1)屋根のない車。 「―に魚(イオ)塩積みて持て来たり/宇津保(藤原君)」 (2)人の乗っていない車。からぐるま。 「のせてやる我が心さへとどろきてねたくも返す―かな/頼政集」
- 書きなぐる かきなぐる ④◎ 字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。 「―・ったような筆跡」