かなぐる 意味
読み方:
意味携帯版
- (1)荒々しく取り去る。
「死にし人の髪を―・り抜き取るなりけり/今昔 29」
(2)荒々しく払いのける。
「腹だち―・りて起くれば/落窪 1」
- なぐる 【殴る・擲る・撲る】 (1)(硬い物で)強くたたく。横ざまに強く打つ。ぶんなぐる。 「げんこつで頭を―・る」 (2)風雨が横なぐりに吹きつける。 「暖かき風池の面(オモ)を―・つて/露小袖(乙羽)」 (3)投げやりにものをする。 「ええかげんに―・つてはやくしまはうねえ/黄表紙・艶気樺焼」 ‖可能‖ なぐれる ; ⇒なぐれる
- かなぐ 【金具】 器具・器物などの金属製の部品や部分。
- …をなぐる を操る
- あなぐる 【探る・索る】 探し求める。さぐる。また,くわしく調べる。 「乃ち出でて畝傍山に入る。因りて山を―・る/日本書紀(舒明訓)」
- かきなぐる 【書きなぐる】 字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。 「―・ったような筆跡」
- しゃなぐる かきむしる。かなぐる。 「髪も頭も引き―・り/浄瑠璃・関取千両幟」
- つなぐるま 【綱車】 綱を用いる伝導装置。また,それに使用する車。木製または鋳鉄製で,綱を掛けるための半円型の溝が切ってある。ロープ車。
- なぐるさの 【投ぐる矢の】 投げる矢のようにの意で,「遠離(トオザカ)る」にかかる。 「―遠ざかり居て/万葉 3330」
- なぐるさ-の 【投ぐる矢の】 (枕詞) 投げる矢のようにの意で,「遠離(トオザカ)る」にかかる。「―遠ざかり居て/万葉 3330」
- はなぐるま 【花車】 (1)花で飾った車。 (2)花を積んだ車。
- ぶんなぐる 【打ん殴る】 強くなぐる。 「思い切り―・る」 ‖可能‖ ぶんなぐれる
- むなぐるま 【空車】 (1)屋根のない車。 「―に魚(イオ)塩積みて持て来たり/宇津保(藤原君)」 (2)人の乗っていない車。からぐるま。 「のせてやる我が心さへとどろきてねたくも返す―かな/頼政集」
- 書きなぐる かきなぐる ④◎ 字や絵を乱暴に書く。なぐり書きにする。 「―・ったような筆跡」
- おびかなぐ 【帯金具】 帯に取りつける飾り金具。内陸アジアの遊牧民族の間で発達し,日本では古墳時代からみられる。
- おび-かなぐ [3] 【帯金具】 帯に取りつける飾り金具。内陸アジアの遊牧民族の間で発達し,日本では古墳時代からみられる。