うけみ 意味
- 【受(け)身】
(1)ほかから攻撃されて守勢になること。また,その状態。受け太刀。
「鋭い質問に―になる」
(2)消極的な態度。ほかからの働きかけを待つ態度。
「あの人は何をするにも―だ」
(3)文法で,他者からの動作・作用を受けるものを主語として述べるもの。口語では助動詞「れる」「られる」,文語では「る」「らる」(古くは「ゆ」「らゆ」)を付けて言い表す。「殺される」「ほめられる」の類。なお,「雨に降られる」のように,自動詞に受け身の助動詞を付けた言い方(迷惑の受け身といわれる)もある。受動態。
(4)柔道で,相手に投げられたとき,けがをしないように倒れる方法。
- けみ 【検見・毛見】 (1)検査。検分。 「大嘗会の―やとしさわぎ/蜻蛉(上)」 (2)室町時代以後,米の収穫前に幕府・領主が役人を派遣して収穫量を検査させ,その年の年貢額を定めたこと。けんみ。けみどり。 ⇔定免(ジヨウメン) ﹝季﹞秋。 (3)「検見衆(ケミシユウ)」の略。 〔「けんみ」の撥音無表記形か。「検」の字音からともいう〕
- あけみ 【曙覧】 ⇒橘(タチバナ)曙覧
- おお-けみ オホ― 【大検見】 江戸時代,小検見のあと,代官が自ら巡回して行なった検見。 検見 小検見
- けみす 【閲す】 ⇒けみする(閲)
- けみ・す 【閲す】 (動サ変) けみする
- けみ・する [3] [1] 【閲する】 (動サ変) [文] サ変 けみ・す (「けみ」は「検」の字音から) (1) よく調べる。検査する。「此編を綴るに至りて或一書を―・せしに/近世紀聞(延房)」「大きに菟道(ウジ)に―・す/日本書紀(天智訓)」 (2) 年月を経過する。「諸邦を遊歴して多年を―・し/花柳春話(純一郎)」
- けみ-とり 【検見取・毛見取】 検見によって租税高を決定する方法。
- こけみ 【小検見】 江戸時代の検見法で,大検見(オオケミ)の前に代官の手代が行う検見。 →検見 →大検見
- こ-けみ [2] 【小検見】 江戸時代の検見法で,大検見(オオケミ)の前に代官の手代が行う検見。 検見 大検見
- とお-けみ トホ― [3] 【遠検見】 「遠見検見(トオミケミ)」に同じ。
- あからけみ 【赤らけみ】 〔「み」は接尾語〕 赤味をおびているので。 「初土(ハツニ)は膚―/古事記(中)」 →赤らけし
- ありげけみ 【有毛検見】 江戸時代の検見法の一。田畑の上中下の位を廃し,毎年実収高を検査して,それに応じて年貢を決める方法。
- ありげ-けみ 【有毛検見】 江戸時代の検見法の一。田畑の上中下の位を廃し,毎年実収高を検査して,それに応じて年貢を決める方法。
- いであけみ 【井手曙覧】 ⇒橘(タチバナ)曙覧
- いで-あけみ ヰデ― 【井手曙覧】 橘曙覧
例文
- 受身(うけみ)は以下の意味で用いられる。
- 輩行の仮名(はいこうのけみょう)、輩行仮名(はいこうけみょう)と言うこともある。
- 受身(うけみ)とは言語学・文法の用語で、動作や作用の対象を主語として述べること。
- 受身(うけみ)は、格闘技などにおいて攻撃を受けた際に、身体的ダメージを軽減するための防御の姿勢・動作である。
- 宗家 源 吉兆庵(そうけみなもときっちょうあん)は、岡山県岡山市築港新町に本社を置く和菓子製造販売会社である。
- 協和発酵ケミカル(きょうわはっこうけみかる)は、協和醗酵工業の化学品部門を、化学品製造子会社である協和油化へ統合し、2004年に発足した化学品メーカー。