おいちらす 意味
- 【追(い)散らす】
(1)追い立てて散り散りにさせる。
「野次馬を―・す」
(2)激しい勢いで先払いをする。
「前(サキ)―・して,いと猛にてまうで給ふ/落窪 2」
‖可能‖ おいちらせる
- いいちらす 【言(い)散らす】 (1)あたりかまわず言う。無責任に言う。 「悪口雑言を―・す」 (2)あちこちで言う。言いふらす。 「尼になして,我が世のあらむ限りはもたらむと,―・したれば/源氏(玉鬘)」 ‖可能‖ いいちらせる
- くいちらす 【食(い)散らす】 (1)食べ物を食べこぼしたりして,あたりをよごす。 (2)あれこれと料理に少しずつ手をつける。 「いじきたなく―・す」 (3)いろいろな物事に少しずつ手をつける。 「あれこれ―・すばかりで,どれもものにならない」
- 言いちらす 言い散す; 触れまわる; 触れちらす; 触れあるく; 触れ散らかす; 言広める; 触れ回る; 号する; 触回る; 触歩く; 触れちらかす; 流布する; 広める; 放送する; 言触らす; 触散らす; 言い広める; 言散らす; 喧伝する; 伝える; 報ずる; 触れ散らす; 言散す; 報じる; 弘める; 触れる; 告げまわる; 触れ歩く; 言いひろめる; 言い触らす; 触散らかす; 言い散らす; 宣
- 追いちらす 一掃する; 去なす; ほうりだす; 追い散す; 放逐する; 払出す; 討ち払う; 払い出す; 遣らう; 散す; 弾出す; 追ん出す; 討払う; 追い散らす; 打ちはらう; 撃ち払う; 追い出す; 打ち払う; 追散らす; たたき出す; 打払う; 追い遣る; 追いたてる; 追っ立てる; 追い散らかす; 追立てる; 散らばす; いぶり出す; 追ったてる; 追い立てる; 追っぱらう; 除する; 追っ払
- いきおいよくまきちらす 打ち放る; 急にまき散らす
- ちらす 【散らす】 (1)草木の葉や花をばらばらに落とす。 「花を―・す雨」 (2)まとまっていた人や物をばらばらに乱す。ちらかす。 「滴を―・す」「物も―・しながら,逃ぐる者からむるやうに/落窪 1」 (3)一か所にまとまらないように置く。 「兵を―・す」「金箔(キンパク)を―・す」 (4)集中力や憂鬱な気分を分散させて,消えるようにする。 「気を―・さないで勉強しなさい」「悲(カナ
- ちらちらする かげろう; きらきらする; 赫う; 顫動する; きらめく; 明滅する; 耀く; 震える; はためく; ちらつく; 閃く; 光り輝く; 耀う; 煌めく; ちらめく; 光り耀く; 揺ら揺らする; 揺らめく; ぴかぴか光る; ひらめく; 煌く; 輝く; スパークする; 光る; きらつく; ちかちかする; ブルブルする
- うちちらす 【打(ち)散らす】 (1)棒などで打って追い散らす。 「ステツキで右往左往に―・し/思出の記(蘆花)」 (2)(「討ち散らす」とも書く)敵を攻めて追い散らす。 「隊伍を改め―・せ/近世紀聞(延房)」 (3)あちこちに散らかす。 「子ども・わらはべ…調度―・しぬる/枕草子 28」
- かきちらす 【書(き)散らす】 筆にまかせてに書く。あちこちに書く。 「方々に雑文を―・す」
- けちらす 【蹴散らす】 (1)かたまっているものを,足でけって散乱させる。 「ごみを野良犬が―・す」 (2)敵などを追い散らす。 「雑兵を―・して進む」「さらば―・して通らん/平家 11」 ‖可能‖ けちらせる
- たべちらす 【食べ散らす】 食い散らす。食べ散らかす。 「あちこち箸をつけて―・す」
- とりちらす 【取(り)散らす】 〔「とり」は接頭語〕 あちこち物を散らす。乱雑にする。とりちらかす。 「―・したものを片附ける/多情多恨(紅葉)」
- ぬぎちらす 【脱ぎ散らす】 脱いでそのまま散らかす。脱ぎ散らかす。
- はきちらす 【吐き散らす】 所かまわず吐いて,あたりを汚す。また,汚い言葉をやたらに吐く。 「つばを―・す」「言いたい放題―・す」
- ふきちらす 【吹(き)散らす】 (1)風が物を吹いて散らす。 「突風がごみを―・す」 (2)盛んに言いふらす。吹聴する。 「好加減な事を―・して人を担(カツ)ぐ/吾輩は猫である(漱石)」