おきて 意味
- 【於きて】
⇒におきて(連語)
- 【掟】
〔動詞「おきつ(掟)」の連用形から〕
(1)その社会の人々が守らなければならない決まり。定め。
「仲間の―」「村の―」
(2)指図。処置。
「帝の御―極めてあやにくにおはしませば/大鏡(時平)」
(3)心づもり。意向。
「親の―に違へり/源氏(帚木)」
(4)心構え。心がら。
「―広きうつは物には幸もそれに従ひ/源氏(若菜下)」
(5)形態。たたずまい。
「水のおもむき山の―を改めて/源氏(乙女)」
- あめの-おきて 【天の掟】 天の神の定めた掟。天命。「―有りて,天の下に琴弾きて族(ゾウ)立つべき人になむありける/宇津保(俊蔭)」
- おきてがき 【掟書】 中世後期から盛んになった公布法の一形式。初めに「掟」「定」などと書かれた。在地領主・土豪などが用いた。
- おきてがみ 【置(き)手紙】 相手に会えないときなどに,用件を書き残しておくこと。また,その手紙。 「―して外出する」
- おきてまい 【掟米】 江戸時代,地主が年貢などを出す取り決めのもとで,地主が小作人から取り立てた年貢米を小作米と合計したもの。定米(サダメマイ)。
- おきて-がき [0] 【掟書】 中世後期から盛んになった公布法の一形式。初めに「掟」「定」などと書かれた。在地領主・土豪などが用いた。
- おきて-まい 【掟米】 江戸時代,地主が年貢などを出す取り決めのもとで,地主が小作人から取り立てた年貢米を小作米と合計したもの。定米(サダメマイ)。
- こころ-おきて 【心掟】 (1) 心に思い定めていること。「朱雀院の御―を,本意かなはせ給へるもいとめでたし/栄花(月の宴)」 (2) 心の持ち方。性格。気立て。「幼かるべき程よりは―大人大人しく目やすく/源氏(竹河)」
- におきて 【に於きて】 〔格助詞「に」に動詞「おく(置く)」の連用形「おき」と接続助詞「て」が付いたもの〕 「において(連語)」に同じ。 「式部卿の宮をとこそは思ひしかど,今―はえ居給はじ/栄花(月の宴)」「奴は合戦―は,以ての外さかさかしき者にて候/保元(上)」 〔中古から中世にかけて「において」とともに用いられたが,のち,「において」が一般に用いられるに至った〕
- むらおきて 【村掟】 「村極(ムラギ)め」に同じ。
- むら-おきて [3] 【村掟】 「村極(ムラギ)め」に同じ。
- あめのおきて 【天の掟】 天の神の定めた掟。天命。 「―有りて,天の下に琴弾きて族(ゾウ)立つべき人になむありける/宇津保(俊蔭)」
- おきてぬぐい 【置(き)手拭い】 (1)手拭いをたたんで頭または肩に載せておくこと。また,その手拭い。 (2)兜(カブト)の鉢の一種。戦国時代に流行した形で,鉢の後ろに鍔(ツバ)が突き出ていて,手拭いを置いたようにみえる。
- こころおきて 【心掟】 (1)心に思い定めていること。 「朱雀院の御―を,本意かなはせ給へるもいとめでたし/栄花(月の宴)」 (2)心の持ち方。性格。気立て。 「幼かるべき程よりは―大人大人しく目やすく/源氏(竹河)」
- きて 【来手】 来る人。来てくれる人。 「嫁の―がない」 ; 【着手】 着る人。身につける人。
- おき 【置(き)】 ※一※ ◎ (名) (1)「置き浄瑠璃」の略。 (2)「置き唄」の略。 ※二※ (接尾) 時間・距離・数量などを表す語に付いて,それだけの間隔をおくことを表す。 「三時間―」「二メートル―」「一人―」 ――にする やめておく。やめにする。やめる。 「なんの洒落臭(シヤラツクセ)え―するがいい/滑稽本・浮世風呂 2」 ; 【堡・小城】 〔「き」は城の意〕
例文
- スージーは真夜中までおきていた。
- 遅くまでおきていない方が良い。
- ちょっとの時間、電話を切らないでおきて下さい。
- 私は学生時代にはもっとよる遅くまでおきていた。
- 隣の部屋で夜遅くまでおきてごそごそする音がする。
- 私は一晩中おきていた。
- 仮に私の帰りが遅くなっても、おきていないでいいですよ。
- あなたがこんなに早くまたおきて動き回れるようになって本当によかった。
- 彼女は、彼らが我が子を見つけ出してくれるのを期待して、夜遅くまでおきていた。
- 直後に内乱がおきて 手紙も来なくなった