おくだん 意味
- 【臆断】
確実な根拠もなく,推測で判断すること。また,その判断。
「悉(コトゴト)く不正の者と―し/八十日間世界一周(忠之助)」
- せいごおくだん 【勢語臆断】 注釈書。四巻。契沖著。1692年頃成立。伊勢物語を作り物語と考え,古今集との関係を考察,古注を批判した。
- おくだ 【奥田】 姓氏の一。
- くだん 【九段】 東京都千代田区西部の地名。九段坂上に靖国神社がある。 ; 【件】 〔「くだり(件)」の転。普通,「くだんの」の形で用いる〕 (1)前に述べたこと。くだり。 「―の用件で参上します」 (2)いつものこと。例のこと。 「―の大矢を打ちくはせ/保元(中)」 ――の如(ゴト)し 以上述べたとおりである。文書・証文の終わりなどに用いる。 「よって―」
- おく-だん [0] 【臆断】 (名)スル 確実な根拠もなく,推測で判断すること。また,その判断。「悉(コトゴト)く不正の者と―し/八十日間世界一周(忠之助)」
- おくだかし 【臆高し】 臆病だ。度胸がない。気が小さい。 「―・き者どもは,物も覚えず/源氏(乙女)」
- かくだん 【格段】 程度や段階の差がはなはだしい・こと(さま)。かくべつ。とりわけ。 「―の進歩をとげる」「或―な相手が/三四郎(漱石)」
- がくだん 【楽団】 音楽を演奏する団体。 「交響―」 ; 【楽壇】 音楽活動をしている人たちの社会。作曲家・演奏家・批評家などの集団。音楽界。
- くだんす 【下んす】 〔「くださんす」の転。近世語〕 (1)下さいます。 「源七どんがたばこ持てみえました。あい,ここへ―・せ/洒落本・陽台遺編」 (2)(補助動詞) 動詞の連用形に助詞「て」が付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…くださいます。 「嵐の芝居へ便宜して―・したか/浄瑠璃・生玉心中(上)」 〔遊里に始まり,のち一般の女性語になった。
- くだんの 例の
- くだんめ 【九段目】 数段からなる浄瑠璃の九段目。特に「仮名手本忠臣蔵」九段目「山科(ヤマシナ)閑居の段」のこと。
- くだん・す 【下んす】 (動サ特活) (「くださんす」の転。近世語) (1) 下さいます。「源七どんがたばこ持てみえました。あい,ここへ―・せ/洒落本・陽台遺編」 (2) (補助動詞) 動詞の連用形に助詞「て」が付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…くださいます。「嵐の芝居へ便宜して―・したか/浄瑠璃・生玉心中(上)」 (遊里に始まり,のち一般の女性語
- くだん-め 【九段目】 数段からなる浄瑠璃の九段目。特に「仮名手本忠臣蔵」九段目「山科(ヤマシナ)閑居の段」のこと。
- じゅくだん 【熟談】 十分に話し合うこと。 「君と―したき事ありて/八十日間世界一周(忠之助)」
- そくだん 【即断】 すぐに,その場で決めること。 「軽々しく―するわけにはいかない」 ; 【速断】 (1)すばやく判断すること。 (2)はやまった判断・決断をすること。 「此れが人間の堕(オ)ち沈み得られる果(ハテ)の果かと―したが/あめりか物語(荷風)」
- ぞくだん 【俗談】 俗事に関する話。世間話。 ⇔雅談