かきおとす 意味
- 【書き落(と)す】
書くべきことを書かないでしまう。書き漏らす。
「名前を―・す」
‖可能‖ かきおとせる
- 【掻き落(と)す】
(1)付着物をかいておとす。
「壁土を―・す」
(2)首をかき斬っておとす。
「御頸を―・しけり/太平記 13」
‖可能‖ かきおとせる
- ききおとす 【聞き落(と)す】 (1)聞くべきことをうっかり聞かないでしまう。聞きもらす。 「肝心なことを―・した」 (2)聞いて心の中でけなす。 「あへなくあはつけきやうにや―・し給ひけむ/源氏(若菜下)」
- こきおとす 【扱き落(と)す】 ついている物を,しごいて落とす。 「稲を―・す」 ‖可能‖ こきおとせる
- つきおとす 【突き落(と)す】 (1)強く押して高い所から下へ落とす。 「階段から―・す」 (2)悪い状態や低い地位などに落とす。 「悲しみの底に―・すようなしうち」 (3)相撲で,突き落としの手で相手を倒す。 「土俵際で―・す」 ‖可能‖ つきおとせる
- なきおとす 【泣き落(と)す】 (1)泣きついて相手に承諾させる。 「こうなったらもう―・すしかない」 (2)歌舞伎のト書き用語。泣きくずれる。
- はきおとす 【掃き落(と)す】 掃いて地面や床に落とす。 「ごみを庭に―・す」 ‖可能‖ はきおとせる
- ひきおとす 【引き落(と)す】 (1)引いて落とす。引いて倒す。また,相撲で引き落としの技をかける。 「前に―・す」 (2)金融機関を通じて,支払人の預金口座から,一定金額を受取人の口座に送金する。 「水道料金を口座から―・す」 (3)支払金の中から,貸し金・手数料などをさし引く。 「貸し分を―・して支払う」 ‖可能‖ ひきおとせる
- ふきおとす 【吹き落とす】 blow down.
- 聞きおとす 聞きもらす; 聞き過ごす; 聞き漏らす; 聞洩す; 見うしなう; 聞損なう; 聞過ごす; 聞き洩らす; 聞漏す; 聞き損なう; 見過す; 見のがす; 見すごす; 聞過す; 聞損う; 見そんずる; 聞きすごす; 見逃す; 見逃がす; 聞きはずす; 見損ずる; 聞き外す; 見そこなう; 見遁す; 聞き落す; 聞落す; 見落す; 見落とす; 聞き過す; 見はずす; 聞外す; 見過ごす; 聞き損う;
- かきおとし 【掻き落(と)し】 陶磁器で,生乾きの素地(キジ)に化粧土を塗り,これを掻き落として模様を描いたもの。
- くどきおとす 【口説き落とす】 なかなか承知しない相手を,執拗(シツヨウ)に口説いて承知させる。 「いやがる相手を―・す」 ‖可能‖ くどきおとせる
- たたきおとす 【叩き落(と)す】 (1)たたいて落とす。打ち落とす。 「栗を枝から―・す」 (2)人を失脚させる。 「競争相手を―・す」 ‖可能‖ たたきおとせる
- おとす 【落(と)す】 (1)(「墜す」とも書く)物などを高い所から低い所へ移動させる。意図的な場合にも,そうでない場合にもいう。 「試薬を一滴―・す」「コップをうっかり―・して割ってしまった」「外野手がフライを―・した(=取リソコナッタ)」 (2)光や影を物の上に映す。 「杉の木が長い影を―・していた」 (3)高い位置にある物を破壊して落下させる。 「敵機をミサイルで―・す」 (4)あ
- かきおき 【書(き)置き】 (1)用件を書き残しておくこと。また,その置き手紙。 「―をして外出する」 (2)死を予期して書き残しておく手紙。遺書。
- かきおく 【書(き)置く】 書いてあとに残す。 「伝言を―・く」
- かきおくる 【書(き)送る】 書いて人に送る。 「近況を―・る」
例文
- 海の底の岩から「かきおとす」ことから「カキ」と言う名がついたといわれる。