きえはてる 意味

• 【消え果てる】
  （１）すっかり消える。
  「望みも夢も―・てた」
  （２）死ぬ。
  （３）関係が全く絶える。
  
  

• たえはてる    【絶(え)果てる】 （１）すっかりなくなってしまう。とだえる。 「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川（荷風）」 （２）息が絶える。死ぬ。 「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏（桐壺）」
• 絶えはてる    滅尽する; 滅び尽きる; 断える; 絶滅する; 絶家する; 絶える; 死滅する; 死に絶える; 滅絶する; 亡尽きる; 亡びる; 亡び尽きる; 死にたえる; たえ果てる; 滅ぶ; 滅びつきる; 死絶える; 絶果てる; 滅亡する; 死に果てる; 滅尽きる; 断滅する; 死果てる; 滅失する; 亡ぶ; 廃絶する; 死にはてる
• 衰えはてる    枯れてしまう
• はてる    【果てる】 （１）続いていたことが終わる。尽きて，なくなる。 「いつ―・てるともなく続く会議」「あらたまの年は―・つれど/万葉 2410」 （２）命が尽きる。死ぬ。 「志半ばにして―・てた」 （３）他の動詞の連用形に付いて，すっかり…する，限界まで…する，などの意を表す。 「疲れ―・てた」「荒れ―・てた故郷の村」「変わり―・てた姿」 〔「果たす」に対する自動詞〕
• まきえはぎ    【蒔絵萩】 マメ科の多年草。本州中部以西の乾いた山林中に生える。茎は帯紫色で細い。高さ約60センチメートル。葉は三出複葉。秋，帯紫白色の蝶(チヨウ)形花を花柄に数個つける。
• あいはてる    【相果てる】 「果てる」の改まった言い方。死ぬ。終わる。 「蜻蛉は自害して―・てましたぞ/桐一葉（逍遥）」
• あれはてる    【荒れ果てる】 すっかり荒れる。 「―・てた庭」
• かれはてる    【枯れ果てる】 草木がすっかり枯れてしまう。 「―・てた冬野」
• ききはてる    【聞(き)果てる】 終わりまで聞く。 「私は畏(カシコマ)つて―・てると/高野聖（鏡花）」
• くちはてる    【朽(ち)果てる】 （１）すっかり腐って形がくずれてしまう。 「墓標が―・てる」 （２）これといった業績もなく，世に知られないままむなしく死んでゆく。 「陋巷(ロウコウ)に―・てる」
• くれはてる    【暮れ果てる】 （１）すっかり日が暮れる。 （２）年月や季節が終わってしまう。 「いとおぼつかなくて秋―・てぬ/源氏（末摘花）」
• しにはてる    【死に果てる】 （１）残らず死ぬ。死に絶える。［ヘボン］ （２）完全に息が絶える。 「かくて置いたらば，―・て侍りぬべし/源氏（手習）」
• しはてる    【為果てる】 （１）すべてなしおえる。しおえる。 「御祓も―・てず/源氏（須磨）」 （２）すっかり…する。 「難義―・てるよのう/滑稽本・浮世風呂 2」
• つきはてる    【尽(き)果てる】 全くつきる。すべてなくなる。 「精も根も―・てる」
• なりはてる    【成(り)果てる】 （１）おちぶれて，好ましくない状態になる。なりさがる。 「とうとう敵の手先に―・てた」 （２）すっかりそのようになる。 「心ばかりは聖に―・て給ひて/源氏（橋姫）」