くちずから 意味
- 【口ずから】
自分の口で。自分の言葉で。
「―命令を伝える」
- くちずくな 【口少な】 口数の少ないさま。言葉少な。
- くちずさび 【口遊び】 〔「くちすさび」とも〕 「くちずさみ(口遊)」に同じ。 「あやしとおぼゆる事ぞかしと―にいへば/源氏(若菜上)」
- くちずさぶ 【口遊ぶ】 「くちずさむ(口遊)」に同じ。 「入りぬる磯の,と―・びて/源氏(紅葉賀)」
- くちずさみ 【口遊】 平安時代の初学者用学習書。源為憲著。970年成立。貴族の子弟の学習・暗誦すべき語句を乾象・時節以下一九門に分けて列挙。「たいに」の歌を載せる。 ; 【口遊み】 (1)思い浮かんだ詩や歌を,軽く口に出すこと。ひとりごとのように歌うこと。口ずさび。 「―に歌う」 (2)人々が,よく口にする詩歌や言葉。くちずさび。 「いたく人の―にもし侍る/今鏡(藤波下)」 (3)うわさを
- くちずさむ 【口遊む】 詩や歌などを,思い浮かんだまま低く声に出して言ったり歌ったりする。くちずさぶ。 「唱歌を―・む」
- くちずつ 【口づつ】 ものの言い方がまずいこと。口べた。くちてずつ。 「おのれは―に侍れば/今昔 24」
- はくちず 【白地図】 国・島などの輪郭だけが描かれていて,地名その他の細部の記号や文字が記入されていない地図。学習や種々の分布図作成用。白図。暗射地図。
- ばんこくちず 【万国地図】 世界地図。
- から-くち [0] 【辛口】 (1) 酒・味噌(ミソ)などで,口当たりの辛いもの。 甘口 「―の酒」 (2) 手きびしいこと。「―の批評」
- おのずから 【自ずから・自ら】 〔「己(オノ)つ(助詞)柄(カラ)」で,他から力を加えることなく,それ自身の力で,が原義〕 (1)自然に。ひとりでに。 「弁解しなくとも―分かってもらえる時が来るだろう」「読書百遍義―見(アラワ)る」 (2)(自然の赴く所として)数あるうちにはまれに。長い間にはたまに。 「されども―正直の人などかなからん/徒然 85」 (3)いつの間にか。知らず知らずのうちに。
- ずから ヅ― 〔助詞「つ」に名詞「から」の付いたものから〕 からだまたはその一部分を表す名詞に付いて,直接それを使って,…自身で,…によって,などの意を表す。 「手―植樹された」「口―」「み―」
- てずから 【手ずから】 〔「手つ(助詞)柄(カラ)」の意〕 (1)自分の手で。直接,手を下して。 「―お書き下さる」 (2)自分自身で。みずから。 「―仰せさぶらふやう/宇治拾遺 1」
- みずから 【自ら】 〔「身つから」の転。「つ」は助詞,「から」は「それ自体」の意〕 ※一※ (名) 自分。自分自身。 「―をかえりみる」 ※二※ (代) 一人称。多く,身分ある女性が使う。古くは男性も用いた。わたくし。 「―は九重の内に生ひ出で侍りて/源氏(乙女)」 ※三※ (副) 自分から。自分自身で。 「―志願する」「社長―指揮をとる」 ――を持(ジ)・する 誇りを持って,自
- みみずから 【身自ら】 自分自身で。自ら。
- み-みずから ―ミヅカラ [2] 【身自ら】 (副) 自分自身で。自ら。