こごむ 意味
- 【屈む】
※一※ (動マ五[四])
背を丸めてしゃがむ。かがむ。
「―・んで靴をはく」「座敷の隅にしらぬ顔して―・み居たり/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
※二※ (動マ下二)
⇒こごめる
- こご 【供御】 〔「くご」の転〕 食事。 →おこご(御供御) ; 【古語】 (1)昔使われた言葉で,現在では一般に使われなくなっているもの。古典語。 ⇔現代語 「―辞典」 (2)古人の言ったことば。 「―にいわく」 ; 【故吾】 昔の自分。もとのままの自分。 「文三の今我(コンガ)は―でない/浮雲(四迷)」 ; 物をもむ音をあらわす語。ごしごし。 「しただみをい
- きごむ 【気込む】 何かをしようと張り切る。意気込む。 「『ですもの…』と―・んで,繁は仍(ナホ)言はうと為るのを欽哉は遮つて/青春(風葉)」
- ごむ-にち 【五墓日】 暦注の一。葬礼・播種,その他万事に凶とされる悪日。
- すごむ 【凄む】 相手をおそれさせるような態度をとる。おどす。 「座敷に上がり込んで―・む」
- てごむ 【手込む・手籠む】 手込めにする。 「これほどまで―・め申す上は,片時の御暇ならば参らせられ候へ/謡曲・咸陽宮」
- なごむ 【和む】 ※一※ (動マ五[四]) 気持ちがおだやかになる。なごやかになる。 「優しい笑顔に心が―・む」「あら人神も―・むまで/後拾遺(雑三)」 ※二※ (動マ下二) ⇒なごめる
- 尻ごむ 思惑う; 後込する; 迷う; 遅疑する; 逡巡する; 渋る; 紕う; ひるむ; 後退る; 思い迷う; 躊躇する; 尻込む; ぐじぐじする; 怯む; たじろぐ; 尻込する; とつおいつする; 辟易する; 尻込みする; 思い惑う; 後ごむ; 尻ごみする; 躊躇う; ためらう; 後込む; 後込みする; うじうじする
- 後ごむ 尻込する; 尻込む; たじろぐ; 怯む; ぐじぐじする; ためらう; 後込む; うじうじする; 後込みする; とつおいつする; 辟易する; 尻ごみする; 思い惑う; 尻込みする; 躊躇う; 逡巡する; 紕う; 渋る; ひるむ; 後込する; 思惑う; 迷う; 尻ごむ; 遅疑する; 後退る; 思い迷う; 躊躇する
- いきごむ 【意気込む】 何かをしようとして張り切る。力をいれる。勢いこむ。 「今度こそ成功させようと―・む」「―・んで答える」
- いさごむし 【沙虫・石蚕】 トビケラの幼虫。イモムシ形で,淡水中にすみ,糸を出して砂粒などをつづり合わせ筒状の巣を作る。釣りの餌(エサ)に使われる。
- ごむそう 【御夢想】 夢で神仏のお告げがあること。また,そのお告げ。 「今夜の―に,西門に立たせられたを妻とさだめよとの―/狂言・伊文字」
- ごむにち 【五墓日】 暦注の一。葬礼・播種,その他万事に凶とされる悪日。
- ごむよう 【御無用】 (1)必要がないこと,いらないことの意の丁寧語。相手の好意や心遣いを断るときに用いる。 「心配は―です」 (2)門付(カドヅケ)などを断る語。
- だんごむし 【団子虫】 甲殻綱等脚目の節足動物オカダンゴムシとハマダンゴムシの総称。体長1センチメートル内外。体は楕円形で,数個の環節から成り,背は丸味を帯び,灰黒色。触れると体を団子状に丸める。オカダンゴムシは枯れ葉や庭先の石の下などにすみ,作物などを食害する。ハマダンゴムシは海岸の砂中にすむ。
- ちごむね 【稚児棟】 屋根の隅棟を先端より少し上で留め,その先に設ける短い降り棟。
例文
- 蹲う(つくばう)には平伏・平身低頭する意味、踞む(こごむ)は屈み込んだ状態を指し、腰をかけたり中腰の状態の踞ぐ(しりうたぐ)を指すことから転じて貴人が通行する際にしゃがんだ状態で礼をするさまを言う。