しゃく 意味
- 【勺・夕】
(1)尺貫法の容積の単位。合の一〇分の一。升の一〇〇分の一。約0.018リットル。せき。
(2)尺貫法の面積の単位。坪の一〇〇分の一。約0.033平方メートル。せき。
(3)登山の路程で,合の一〇分の一。
- 【杓】
柄杓(ヒシヤク)。
- 【笏】
〔本来の字音「こつ」が「骨」に通うのをきらって,その長さが一尺ほどあるところから「尺」の音を借りたものという〕
束帯を着るとき,右手に持つ細長い板。初めは式次第などを紙に書き,裏に貼って備忘用としたが,のちには儀礼用となった。材質は木または象牙。手板(シユハン)。さく。
- 【酌】
酒をさかずきにつぐこと。また,それをする人。
「―をする」
――を取・る
宴席で酒の酌をする。
- 【癪】
※一※ (名)
胸や腹のあたりに起こる激痛の総称。さしこみ。
「―が起こる」
※二※ (名・形動)
物事が気にいらなくて,気持ちがむしゃくしゃする・こと(さま)。
「運動会というのに―な雨だ」
――に障(サワ)・る
物事が気にいらなくて不快に思う。
――を言・う
人を腹立たせるようなことを言う。
「よせえ,―・ふなえ/滑稽本・浮世風呂(前)」
- しゃしゃく 【車借】 中世,牛馬のひく荷車を用いて物資の輸送にあたった運送業者。車力。 →馬借
- しゃ-しゃく 【車借】 中世,牛馬のひく荷車を用いて物資の輸送にあたった運送業者。車力。 馬借
- しゃくしゃくぜん 【綽綽然】 「綽綽」に同じ。 「―として余裕あらんことを要するなり/文明論之概略(諭吉)」
- しゃくしゃく-ぜん [5] 【綽綽然】 (ト|タル) [文] 形動タリ 「綽綽」に同じ。「―として余裕あらんことを要するなり/文明論之概略(諭吉)」
- よゆう-しゃくしゃく [0] 【余裕綽綽】 (ト|タル) [文] 形動タリ 悠然としているさま。落ち着きはらったさま。「―たる態度」
- 余裕しゃくしゃく 余裕綽々; 余裕綽綽
- くしゃくしゃ ※一※ ②① (副) (1)紙や布などをもんだり,まるめたりするさま。 「書き損じを―(と)丸める」 (2)形がくずれたり,混乱したりしているさま。 「顔を―(と)ゆがめる」 (3)わだかまりがあって気分が晴れないさま。くさくさ。 「気持ちが―する」 ※二※ ◎ (形動) (1){※一※(1)}に同じ。また,しわだらけなさま。 「―になったハンカチ」 (2){※一※(2)}
- むしゃくしゃ (1)腹立たしくて心が晴れないさま。 「仕事がうまくいかなくて,―(と)する」 (2)髪などがもつれ乱れているさま。もじゃもじゃ。 「―した髪」「髯(ヒゲ)―の口を開いて/社会百面相(魯庵)」
- もしゃくしゃ 「むしゃくしゃ」に同じ。 「気が―する」
- やしゃ-びしゃく [3] 【夜叉柄杓】 ユキノシタ科の落葉小低木。深山の老樹に着生。高さ約30センチメートル。葉は円心形で浅裂。雌雄異株。春,淡緑色の小花を開く。果実は楕円形で緑色に熟し,腺毛が密生。盆栽にする。天梅。テンノウメ。
- いっしゃく 【一尺】 尺を単位とした一単位の長さ。曲尺(カネジヤク)で約30.3センチメートル。 →尺 ; 【一酌】 一杯の酒。また,ちょっと酒を酌(ク)みかわすこと。 「富士見軒で―した時に/緑簑談(南翠)」
- いっ-しゃく [4] 【一尺】 尺を単位とした一単位の長さ。曲尺(カネジヤク)で約30.3センチメートル。 尺
- うしゃく 【羽爵】 酒杯。羽觴(ウシヨウ)。 「―人を催(ウナガ)して九曲流る/万葉(巻一七漢詩)」
例文
- お前のせいで私はかんしゃくを起こした。
- 彼は議論すると必ずかんしゃくを起こす。
- メアリーはすぐにかんしゃくを起こす。
- かんしゃくを起こしても何の得もない。
- 彼女はかんしゃくを起こしがちである。
- 私はかんしゃくを起こしてコップを投げた。
- これが彼にかんしゃくを起こさせた。
- 時々かんしゃくを抑えきれなくなる。
- 君の髪は、ほんとにくしゃくしゃに見えるよ。
- 彼は、かんしゃくを起こしてコップを投げた。