たば 意味
- 【束・把】
※一※ ① (名)
いくつかのものをひとまとめにしたもの。まとめてたばねたもの。細長いものや平たく薄いものをまとめる場合にいう。
「稲の―」「札―」「薪(マキ)を―にする」
※二※ (接尾)
助数詞。たばねたものを数えるのに用いる。
「薪三―」
――になって掛か・る
大勢がいっしょになって一つのものに向かう。
- いたば 【板場】 (1)料理屋で,俎板(マナイタ)が置いてある場所。調理場。 (2)菓子屋で,菓子製造ののし板が置いてある場所。 (3){(1)ゃ(2)}の場所で働く人。料理人や菓子職人。板前(イタマエ)。主に関西での称。
- おお-たば オホ― [0] [3] 【大束】 ■一■ (名) 大きな束。 小束 「―の薪」 ■二■ (形動ナリ) (1) 細かいことにこだわらないさま。おおまか。おおざっぱ。「物事―に捌(サバ)けと/浮世草子・風流曲三味線」 (2) 偉そうな態度をするさま。「―にいつて,おくんなんすな/洒落本・遊子方言」 ――に∘出る おおげさにする。派手にする。「何事も―∘出て,末々までも喜ば
- こたば 【小束】 小さな束。少量を束ねたもの。 ⇔大束
- こ-たば [0] 【小束】 小さな束。少量を束ねたもの。 大束
- さつ-たば [0] [3] 【札束】 紙幣を束にしたもの。また,多額の金銭。「―で頬(ホオ)をはるような仕打ち」
- したば 【下葉】 草木の下の方の葉。 ⇔上葉(ウワバ) ; 【下歯】 (1)下の歯茎(ハグキ)に生えた歯。 ⇔上歯(ウワバ) (2)〔近世語〕 下層階級で妻・女房をいう語。 「年の数かさねて―といはるる女でも/人情本・梅美婦禰(初)」
- たけ-たば [0] [3] 【竹束】 (1) 竹を束ねたもの。 (2) 近世の軍陣用の楯の一。矢玉などを避けるため,竹を束ねて一抱えほどにしたもの。
- たばい 【多売】 大量に売ること。 「薄利―」
- たばう 【貯ふ・庇ふ】 (1)大切にしまっておく。たくわえる。 「君がため―・へる米は/仮名草子・仁勢物語」 (2)他から守る。かばう。 「身を―ひ,命を全くして心をとげたまふべし/曾我 5」
- たばこ 煙太; シガー; 目ざまし草; 目覚し草; 巻き煙草; 煙草; 目覚草; 紙巻タバコ; 烟草; 紙巻煙草; 紙巻き; タバコ; 紙巻き煙草; 巻煙草; 紙巻; 目覚まし草; 巻きタバコ; 巻きたばこ; もく; シガレット; 紙巻きタバコ; 葉巻; 思い草; 思草; 巻タバコ; シガーレット
- たばす 【賜ばす】 〔動詞「たぶ(賜)」の未然形に尊敬の助動詞「す」が付いたものから〕 (1)お与えになる。たまわす。 「冷泉少将隆房これを賜りついで,件(クダン)の葵の前に―・せたれば/平家(六・流布本)」 (2)「たばせたまふ」の形で補助動詞的に用いて,してくださる,の意を表す。 「ただ一所でいかにもなるやうに申して―・せ給ふべうや候ふらん/平家 2」
- たばぬ 【束ぬ】 ⇒たばねる
- たばね 【束ね】 (1)たばねること。また,たばねたもの。 (2)全体をまとめ,とりしまること,また,その役。 「―役」「此心清町一町の―をする年寄/浄瑠璃・博多小女郎(中)」 (3)江戸時代の男の髪形の一。油をつけないで,髱(タボ)をふっくらと出し,はけ先を散らし上向きにそらせて結ったもの。
- たばる 【賜ばる・給る】 〔物をもらう意の謙譲語〕 (1)いただく。頂戴する。 「針袋これは―・りぬすり袋今は得てしか/万葉 4133」 (2)神から通行の許しを得る。 「御坂―・らばまさやかに見む/万葉 4424」 →賜(タ)ぶ
- たばん 【田番】 収穫期に,実った田んぼの見張り番をすること。