たばる 意味
読み方:
意味携帯版
- 【賜ばる・給る】
〔物をもらう意の謙譲語〕
(1)いただく。頂戴する。
「針袋これは―・りぬすり袋今は得てしか/万葉 4133」
(2)神から通行の許しを得る。
「御坂―・らばまさやかに見む/万葉 4424」
→賜(タ)ぶ
- くたばる (1)動けなくなるほどひどく疲れる。へとへとになる。へたばる。 「猛練習で―・る」 (2)「死ぬ」をののしっていう語。 「早く―・ってしまえ」「他(ヒト)の子は―・らうと構はねへ/滑稽本・浮世風呂(二下)」
- たばるざか 【田原坂】 (1)熊本県鹿本郡植木町にある西南戦争の古戦場。1877年(明治10),政府軍は西郷軍をここに破り,熊本城との連絡をつける道を開いた。 (2)熊本県の新民謡で,熊本市の花柳界のお座敷唄。田原坂での西郷軍の戦死者追悼のため一九〇四,五年頃作られた。
- たばる-ざか 【田原坂】 (1) 熊本県鹿本郡植木町にある西南戦争の古戦場。1877年(明治10),政府軍は西郷軍をここに破り,熊本城との連絡をつける道を開いた。 (2) 熊本県の新民謡で,熊本市の花柳界のお座敷唄。田原坂での西郷軍の戦死者追悼のため一九〇四,五年頃作られた。
- はたばる 【端張る】 (1)幅が広くなる。大きくなる。 「太くたくましきこたへ馬の―・りたる逸物なり/盛衰記 36」 (2)威張る。 「執権の威を―・り/浄瑠璃・花飾」
- へたばる (1)体力・気力が尽きて座りこむ。また,へこたれる。 「徹夜続きで―・ってしまった」 (2)体を前にふせる。平伏する。 「お秀は之に胆(キモ)消えて,覚えずはたと―・りしが/当世書生気質(逍遥)」
- すねはたばる 【拗ねはたばる】 すねて強情を張る。 「情知らぬ親方と,―・つて/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
- 拗ねはたばる すねはたばる すねて強情を張る。 「情知らぬ親方と,―・つて/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
- ばる 〔動詞五[四]段型活用。動詞「はる(張)」が接尾語化したもの〕 (1)その様子が普通以上に顕著であるさまの意を表す。 「四角―・る」「格式―・る」 (2)その事を強く押し通すさまの意を表す。 「欲―・る」「気―・る」
- たば 【束・把】 ※一※ ① (名) いくつかのものをひとまとめにしたもの。まとめてたばねたもの。細長いものや平たく薄いものをまとめる場合にいう。 「稲の―」「札―」「薪(マキ)を―にする」 ※二※ (接尾) 助数詞。たばねたものを数えるのに用いる。 「薪三―」 ――になって掛か・る 大勢がいっしょになって一つのものに向かう。
- あばる 【荒る】 〔形容動詞「あばら」と同源〕 家などが荒廃する。荒れる。 「いたう―・れぬ先に繕ひ侍りつる/落窪 3」 ; 【暴る】 ⇒あばれる
- いばる 【威張る】 強そうに,または,偉そうに振る舞う。 「権力をかさにきて―・る」 ‖可能‖ いばれる
- えばる 【威張る】 「いばる」の転。
- きばる 【気張る】 (1)息をつめて腹に力を入れる。いきむ。 (2)張り切る。元気を出す。 「そう―・ると,あとがもたないぞ」 (3)みえを張る。特に気前よく,金を出す。 「チップを―・る」
- くばる 【焼る】 火の中にはいる。くべられる。 「油塗つて火に―・らうがうぬが三昧/浄瑠璃・油地獄(下)」 ; 【配る】 (1)割りあてて渡す。分配する。 「郵便物を―・って歩く」「プリントを生徒に―・る」 (2)適当なところに割り振る。配する。配置する。 「要所要所に兵を―・って守りを固める」 (3)(注意や目を)行き渡らせる。 「気を―・る」「監視の目を―・る」 (4)結婚