いばる 意味
- 【威張る】
強そうに,または,偉そうに振る舞う。
「権力をかさにきて―・る」
‖可能‖ いばれる
- ばる 〔動詞五[四]段型活用。動詞「はる(張)」が接尾語化したもの〕 (1)その様子が普通以上に顕著であるさまの意を表す。 「四角―・る」「格式―・る」 (2)その事を強く押し通すさまの意を表す。 「欲―・る」「気―・る」
- いば 【伊庭】 姓氏の一。 ; 【射場】 (1)弓の練習をする所。矢場。弓場(ユバ)。 (2)射手の立つ位置。
- あばる 【荒る】 〔形容動詞「あばら」と同源〕 家などが荒廃する。荒れる。 「いたう―・れぬ先に繕ひ侍りつる/落窪 3」 ; 【暴る】 ⇒あばれる
- えばる 【威張る】 「いばる」の転。
- きばる 【気張る】 (1)息をつめて腹に力を入れる。いきむ。 (2)張り切る。元気を出す。 「そう―・ると,あとがもたないぞ」 (3)みえを張る。特に気前よく,金を出す。 「チップを―・る」
- くばる 【焼る】 火の中にはいる。くべられる。 「油塗つて火に―・らうがうぬが三昧/浄瑠璃・油地獄(下)」 ; 【配る】 (1)割りあてて渡す。分配する。 「郵便物を―・って歩く」「プリントを生徒に―・る」 (2)適当なところに割り振る。配する。配置する。 「要所要所に兵を―・って守りを固める」 (3)(注意や目を)行き渡らせる。 「気を―・る」「監視の目を―・る」 (4)結婚
- すばる 【昴・スバル】 文芸雑誌。1909(明治42)~13年(大正2)刊。「明星」から出た平出修・平野万里・木下杢太郎・石川啄木らが中心。高踏的・耽美(タンビ)的で,詩歌を主とした。森鴎外が指導的座を占め「雁」なども掲載された。 ; 【窄る】 狭くなる。縮まる。また,衰える。 「かた身よりおなかの―・る掛人/柳多留 10」「人ノ身代ガ次第ニ―・ッテ行ク/日葡」 ; 【昴】 〔動詞「
- たばる 【賜ばる・給る】 〔物をもらう意の謙譲語〕 (1)いただく。頂戴する。 「針袋これは―・りぬすり袋今は得てしか/万葉 4133」 (2)神から通行の許しを得る。 「御坂―・らばまさやかに見む/万葉 4424」 →賜(タ)ぶ
- てばる 【手張る】 手にあまる。荷が重すぎる。 「一日ノ仕事ニワ―・ル/ヘボン」
- でばる 【出張る】 〔「ではる」とも〕 (1)外に突き出る。でっぱる。 「―・りたる窓に立てるは/即興詩人(鴎外)」 (2)仕事などのために出向く。出張する。 「京町に―・つてゐる写真の先生/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
- なばる 【隠る】 かくれる。 「晏,既に惶(オビ)え急ぎ走りて竹林に―・る/金剛般若経集験記(平安初期点)」
- ねばる 【粘る】 (1)やわらかでよく伸び,物にくっつきやすい状態である。 「このもちはよく―・る」 (2)あきらめずに根気よく続ける。 「最後まで―・って勝つ」「コーヒー一杯で閉店まで―・る」 ‖可能‖ ねばれる
- はる-ばる [3] [2] 【遥遥】 ■一■ (副) (1) 非常にへだたっているさま。また,非常に遠くへ時間をかけて移動するさま。「―(と)故郷から訪ねて来る」「湖面が―(と)見渡される」「山路―ゆく程に/曾我 11」 (2) 程度がかけ離れているさま。「―此の二人にまし物ぞと英をほめたぞ/蒙求抄 5」 ■二■ (形動ナリ) {■一■ (1) }に同じ。「松原目も―なり/土左」
- ぶばる 【武張る】 武士・武人のように振る舞う。勇ましい,また,堅苦しいところがある。 「助太郎は―・つた男で,髪を糸鬢に結ひ/渋江抽斎(鴎外)」