てばる 意味
- 【手張る】
手にあまる。荷が重すぎる。
「一日ノ仕事ニワ―・ル/ヘボン」
- てば 〔「と言えば」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。「ん」で終わる語に付く場合以外は,すべて「ってば」の形をとる〕 ※一※ (係助) 体言または体言に準ずるものに接続する。親しみや非難の気持ちをこめて,話題として提示するのに用いる。…たら。 「兄さん―,私をぶつのよ」「中村さん―,あの人ぐらいめんどうみのいい人はいないね」 ※二※ (終助) 文末にあって種々の語に付く。じれっ
- ばる 〔動詞五[四]段型活用。動詞「はる(張)」が接尾語化したもの〕 (1)その様子が普通以上に顕著であるさまの意を表す。 「四角―・る」「格式―・る」 (2)その事を強く押し通すさまの意を表す。 「欲―・る」「気―・る」
- すてば 【捨場】 a dump(ing place).
- たてば 【立(て)場・建場】 (1)江戸時代,街道筋で人足が駕籠や馬を止めて休息した所。明治以後は人力車などの集合所・発着所をいった。 (2)人の多く集まる所。たまり場。 「小川かこの店がお定まりの―だが/人情本・梅美婦禰 5」 (3)休むこと。中継ぎする所。 「―なしにしやべり通すが/洒落本・比翼紫」 (4)位置。立ち場。 (5)定置網の敷設場所。
- ってば ⇒てば(係助・終助)
- っ-てば (係助・終助) てば
- てばこ 【手箱】 手回りの小道具を入れておく小箱。
- てばた 【手機】 ⇒手織機(テオリバタ) ; 【手旗】 (1)手に持つ小旗。 (2)手旗信号に用いる旗。
- てばな 【手鼻】 指で片方の鼻孔を押さえて,鼻息で鼻汁を吹き出すこと。 「―をかむ」
- てばね 【手羽】 鳥の翼の風切羽のうち,最も外側にある部分。普通一〇枚の大羽からなる。初列風切羽。
- てばや 【手早】 手早いさま。すばやいさま。 「何事にも―な人」「―に着替える」
- てばり 【手張り】 (1)自分で張ること。また,手で張ること。 「―の扇」 (2)証券会社の社員が,自分で相場を張ること。 (3)後日支払う約束で,賭け金を持たずに博打(バクチ)をすること。 (4)見えを張ること。 「―の奢(オゴリ)強く折節はうまい物会も興行し/洒落本・浪花色八卦」
- てば-さき [0] 【手羽先】 手羽の先の方の部分。
- てば-にく [2] [0] 【手羽肉】 「手羽(テバ)」に同じ。
- てばてばしい 〔中世語〕 けばけばしい。派手だ。 「―・イ衣裳ヲ着ル/日葡」