つつがない 意味
- 【恙無い】
異常がない。無事である。
「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
- つつがなく 【恙なく】 無事.
- そつがない そつのない
- つつが 【恙】 病気などの災難。わずらい。 「敏子は何処と云ふて指示す程の―を覚ゆるにあらねど/蜃中楼(柳浪)」 →つつがない
- つがなし これといったわけもない。たわいない。 「恥も哀も打明けて,―・くこぼす正月の涙も/浄瑠璃・寿の門松(上)」 →つがもない
- みつがなえ 【三つ鼎】 三人が鼎の足のように三方から向かい合って座ること。鼎座(テイザ)。みつがなわ。
- みつがなわ 【三つ鉄輪】 (1)「三つ鼎(ガナエ)」に同じ。 「久作と―で詮議するのぢや/浄瑠璃・新版歌祭文」 (2)家紋の一。鉄輪を三つ組み合わせたもの。
- つつがき 【筒描き】 染色で防染糊の置き方の一。円錐形の筒に入れた糊で図柄を描いていく。つつびき。
- つつがむし 【恙虫】 ダニ目ツツガムシ科とその近縁の節足動物の総称。体長は成虫で0.2~1ミリメートル。卵形または瓢箪(ヒヨウタン)形で,歩脚は三対。幼虫は野ネズミなどに寄生し,恙虫病を媒介する。全世界に広く分布。特に,新潟・秋田・山形県下の河川の中・下流域沿岸にすむアカツツガムシ(アカムシ)が知られる。ようちゅう。
- つつがわら 【筒瓦】 ⇒丸瓦(マルガワラ)
- つつが無く 恙なく; 無事に; とどこおりなく; 恙無く
- つつが-な・い [4] 【恙無い】 (形) [文] ク つつがな・し 異常がない。無事である。「―・く旅を終える」「日々―・く暮らす」
- つつが-むし [3] 【恙虫】 ダニ目ツツガムシ科とその近縁の節足動物の総称。体長は成虫で0.2~1ミリメートル。卵形または瓢箪(ヒヨウタン)形で,歩脚は三対。幼虫は野ネズミなどに寄生し,恙虫病を媒介する。全世界に広く分布。特に,新潟・秋田・山形県下の河川の中・下流域沿岸にすむアカツツガムシ(アカムシ)が知られる。ようちゅう。
- いつつがさね 【五つ重ね・五つ襲】 「いつつぎぬ」に同じ。
- いつつがしら 【五つ頭】 歌舞伎の下座音楽で,荒事の見得に合わせて,太鼓・大太鼓・笛ではやすもの。「頭(カシラ)」という手を五回重ねることからの称。
- うつつがわ-やき ウツツガハ― [0] 【現川焼】 現在の長崎市現川町鬼木に,江戸時代に開かれた陶窯。白土を用いた刷毛目(ハケメ)を特徴とし,皿・鉢・向付(ムコウヅケ)が中心。
例文
- 「つつがない」(つつがなし)という言葉は「恙虫」という言葉より前から存在していることが確認されている。
- もともと「恙」(つつが)は病気や災難という意味であり、そうでない状態として「つつがない」という慣用句ができた。
- 俗に、ツツガムシが「無事である」という意味の「つつがない」(恙無い)という慣用句の語源とされるが、それは誤りである。
- 「恙」(つつが)はもともと「病気」や「災難」という意味であり、それがない状態を指す言葉として「つつがない」という慣用句が生まれた。