とりぞめ 意味
読み方:
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- 【取(り)染め】
横筋を細く絞り染めにしたもの。だんだら染め。
「かの冠者,赤―の水干に,夏毛のむかばきをはきて/著聞 12」
- いたりぞめ 【至り染(め)】 意匠をこらした染め方。気の利いた染め方。 「綸子(リンズ)小袖の―/浄瑠璃・島原蛙合戦」
- うりぞめ 【売(り)初め】 品物をはじめて売ること。特に,新年になって最初の商い。﹝季﹞新年。
- くくりぞめ 【括り染(め)】 絞(シボ)り染めの技法の一。布の一部をつまんで糸で巻き締め,その部分を白く染め抜くもの。また,絞り染めのこと。括(クク)し染め。
- しぼりぞめ 【絞り染(め)】 布地を縫い縮めたり,巻いたり,圧迫したりして染色液の浸入を防いで染料に浸し,模様を表す方法。また,そのもの。鹿の子絞り・柳絞りなど。絞り。くくり染め。くくし染め。
- すりぞめ 【摺り染(め)】 (1)草木の花や葉を置き,上からたたいてその形を布に染めつけたり,花の汁をすりつけて染める染め方。 (2)「摺り込み染め」に同じ。
- ねりぞめ 【練(り)染め】 生糸や絹布を精練してから染めること。また精練と同時に染色をすること。
- のりぞめ 【乗(り)初め】 (1)新調の乗り物に初めて乗ること。 (2)新年に,初めて乗り物に乗ること。また,乗馬すること。 〔乗馬の場合,「騎初」とも書く〕 ﹝季﹞新年。 ; 【糊染(め)】 デンプン糊を防染に用いる染色法。染料を混ぜた糊で色を写すものもいう。
- わたりぞめ 【渡り初め】 新造の橋を初めて渡ること。また,その儀式。三代そろった夫婦などを先頭にしたりする。
- うまのりぞめ 【馬乗り初め】 新年の乗馬始めの儀式。
- とりぞうし 【鳥曹司】 宮中で飼っている鷹(タカ)をつないでおく所。承明門外の東の角にあった。
- とり-ぞめ [0] 【取(り)染め】 横筋を細く絞り染めにしたもの。だんだら染め。「かの冠者,赤―の水干に,夏毛のむかばきをはきて/著聞 12」
- りぞく 【里俗】 地方の風習。土地のならわし。 ; 【俚俗】 いなかびている・こと(さま)。 「侍女(コシモト)の言葉なんどは頗(スコブ)る―なる言葉にして/小説神髄(逍遥)」 ; 【離俗】 俗事・俗世間を離れること。
- ぞめ 【初(め)】 〔動詞「初める」の連用形から〕 動詞の連用形に付いて,その動作をはじめてすることをいう。 (1)その人が生まれてはじめてすること。 「食い―」 (2)ある物ができてからはじめて使ったりしたりすること。 「渡り―」 (3)新年になってはじめてすること。 「書き―」「うたい―」「出―」
- おりぞこ 【織(り)底】 「石底(イシゾコ)」に同じ。
- しりぞく 【退く】 ※一※ (動カ五[四]) 〔「後(シリ)退(ソ)く」の意〕 (1)現在の位置からうしろへ移動する。うしろへさがる。後退する。 ⇔進む 「二,三歩―・く」 (2)貴人の前から退出する。 「御前を―・く」「(禄ヲ)肩に懸けて,拝して―・く/徒然 66」 (3)公の職務から引退する。 「政界から―・く」「現役を―・く」 (4)距離をおく。 「一歩―・いて考える」 (