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とりたがう 意味

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  • 【取り違ふ】
    とりちがえる。まちがえる。
    「あやしの包み物や,人のもとに,さるもの包みて送るやうやはある。―・へたるか/枕草子 84」

  • たがう    【違う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) (1)相違する。一致しない。くいちがう。 「事志と―・う」「案に―・わず」「なき人の御ほい―・はむがあはれなること/源氏(蓬生)」 (2)背反する。そむく。 「人の道に―・う行為」「汝(イマシ)を頼み母に―・ひぬ/万葉 3359」 (3)変わる。通常の状態でなくなる。 「いかでかは御色も―・ひてきららかにおはする人とも覚えず/大鏡(道兼)」
  • うたがう    【疑う】 (1)得られた結果・結論が正しくないのではないかと思う。うたぐる。 「証人の証言を―・う」「この調査結果には―・う余地はない」 (2)その人が悪いことをしたのではないかと思う。うたぐる。 「私は犯人ではないかと―・われているらしい」「父は花瓶を割ったのは次郎ではないかと―・っている」 (3)はっきりしないことについて,よくない方に,否定的に考える。 「誠意を―・う」「これ
  • したがう    【従う・随う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) (1)目上の人のあとについて行動する。随行する。 「社長に―・ってパリへ行く」 (2)他からの働きかけを受け入れて,さからわない。(ア)他人のいうことを聞き入れる。命令・教え・きまりなどを守る。 「係員の指示に―・って下さい」「日本の習慣に―・って屋内では靴を脱ぐ」「矢印に―・って角を曲がる」(イ)大きな力に任せて,動かされるままに動く。「
  • ひきたがう    【引き違ふ】 (1)方向を変える。 「方ふたげて,―・へほかざまへと思さむは/源氏(帚木)」 (2)まちがって引く。引き違える。 「おぼつかなけふは子(ネ)の日を山菅の―・へても祈りつるかな/栄花(殿上の花見)」 (3)今までとは違ったようにする。反対にする。 「稀には,あながちに―・へ,心づくしなる事を,御心におぼしとどむる癖なむ,あやにくにて/源氏(帚木)」 (4)世間の常識
  • ふみたがう    【踏み違ふ】 「ふみちがえる」に同じ。 「終に路―・へて石の巻といふ湊に出づ/奥の細道」
  • もてたがう    【持て違ふ】 ※一※ (動ハ四) 異なる。たがう。 「御心おきてに―・ふ事なく,いとめやすくぞありける/源氏(薄雲)」 ※二※ (動ハ下二) (1)人の意向にそむく。 「昔の人の御心おきてを,―・へて/源氏(宿木)」 (2)まちがえて別の所に届ける。 「まらうどの御かたにとおぼしかりける文を―・へたり/蜻蛉(上)」
  • ゆきたがう    【行き違ふ】 「ゆきちがう(行違)」に同じ。 「従者共も皆―・ひて,人もなかりけるを/今昔 26」
  • きりたがね    【切り鏨】 彫金工作,ことに刀剣に銘を刻むときに使うたがね。
  • つきしたがう    【付(き)従う】 (1)人のあとについて行く。お供をする。 「大臣に―・って渡米する」 (2)人の勢力下に入る。服従して部下となる。 「―・ひたる勢(セイ)さまで多しとも聞えねば/太平記 8」
  • のぐち-したがう    ―シタガフ 【野口遵】 (1873-1944) 企業家。日窒コンツェルンの創立者。石川県生まれ。東大卒。1908年(明治41)日本窒素肥料を設立,戦前期最大の硫安メーカーとした。のち電力を求めて朝鮮にも進出,電力・アンモニアを軸とする多角的企業集団である日窒コンツェルンを形成。
  • けぼりたがね    【毛彫り鏨】 毛彫りに用いる先端の細く鋭い鏨。
  • うたがうらくは    【疑うらくは】 〔本来「うたがわくは」とあるべき語。「らく」は「告ぐらく」「すらく」などの「らく」が接尾語化したもの〕 疑問に思うことには。恐らくは。推測するに。多分。うたごうらくは。 「―君却て妾を思はざるべし/花柳春話(純一郎)」
  • うたがうらく-は    ウタガフラク― 【疑うらくは】 (連語) (本来「うたがわくは」とあるべき語。「らく」は「告ぐらく」「すらく」などの「らく」が接尾語化したもの) 疑問に思うことには。恐らくは。推測するに。多分。うたごうらくは。「―君却て妾を思はざるべし/花柳春話(純一郎)」
  • のぐちしたがう    【野口遵】 (1873-1944) 企業家。日窒コンツェルンの創立者。石川県生まれ。東大卒。1908年(明治41)日本窒素肥料を設立,戦前期最大の硫安メーカーとした。のち電力を求めて朝鮮にも進出,電力・アンモニアを軸とする多角的企業集団である日窒コンツェルンを形成。
  • とりただす    【取り糺す】 取り調べる。 「深く事情も―・さず/雪中梅(鉄腸)」