なつば 意味
- 【夏場】
(1)夏の時期。
「―は観光客で込む」
(2)夏を過ごすのに適した場所。夏場所。
「毎年此(コ)う云う―を目付けて転付(ゴロツ)いて歩いて居るんだ/あめりか物語(荷風)」
- あなつばめ 【穴燕】 アマツバメ目のアナツバメ類の鳥の総称。全長9~13センチメートル。形はツバメに似る。洞穴内に集団営巣する種が多い。ショクヨウアナツバメが唾液で植物片や羽毛を固めて作った巣は「燕窩(エンカ)・(イエンウオー)」と呼ばれ,中国料理で珍重される。東南アジアからオーストラリア北部にかけて分布。
- なつつばき 【夏椿】 ツバキ科の落葉高木。山中に自生。また,栽植もされる。葉は楕円形。六,七月,葉腋にツバキに似た径6センチメートル内外の白色の五弁花をつける。葉と花弁の裏面に絹毛がある。樹皮は黄褐色。材は床柱にする。フタバガキ科のサラソウジュと誤ったためシャラノキ・シャラの別名がある。
- なつばおり 【夏羽織】 夏に着るひとえの羽織。絽(ロ)・紗(シヤ)・透綾(スキヤ)などで作る。ひとえばおり。﹝季﹞夏。《―われをはなれて飛ばんとす/正岡子規》
- なつばしょ 【夏場所】 (1)五月に興行される大相撲の本場所。五月場所。﹝季﹞夏。 (2)「夏場(ナツバ){(2)}」に同じ。
- なつばて 【夏ばて】 夏の暑さのために体が弱ること。夏まけ。暑気あたり。 「―して食欲もない」
- なつばね 【夏羽】 夏に見られる鳥の羽衣(ウイ)。多くの鳥では生殖羽に一致する。
- なつばらえ 【夏祓】 「夏越(ナゴ)しの祓(ハラエ)」に同じ。﹝季﹞夏。
- なつ-つばき [3] 【夏椿】 ツバキ科の落葉高木。山中に自生。また,栽植もされる。葉は楕円形。六,七月,葉腋にツバキに似た径6センチメートル内外の白色の五弁花をつける。葉と花弁の裏面に絹毛がある。樹皮は黄褐色。材は床柱にする。フタバガキ科のサラソウジュと誤ったためシャラノキ・シャラの別名がある。
- ななつばち 【七つ鉢】 七つ一組の入れ子になっている鉢。
- はなつばき 【花椿】 花の咲いている椿。また,椿の花。
- しょくようあなつばめ 【食用穴燕】 食用になる巣を作るアナツバメの俗称。洞穴の中に唾液(ダエキ)で固められた巣を作る。中国・東南アジア・マレー諸島に分布。
- しょくよう-あなつばめ [7] 【食用穴燕】 食用になる巣を作るアナツバメの俗称。洞穴の中に唾液(ダエキ)で固められた巣を作る。中国・東南アジア・マレー諸島に分布。
- つば 【唾】 唾液(ダエキ)。つばき。 「―を吐く」 ――を付・ける 他人にとられないように前もって声をかけたり手段を講じたりする。 「先に―・けておく」 ; 【鍔・鐔】 (1)刀剣の柄(ツカ)と刀身との境目に挟み,柄を握る手を保護する板。形・大きさとも種々ある。刀身を通す茎孔(ナカゴアナ)があけてある。多く鉄製であるが銅でもつくる。つみは。 (2)帽子のまわりに庇(ヒサシ)のよ
- なつ 【夏】 四季の一。春と秋の間の季節。現行の太陽暦では六月から八月まで。陰暦では四月から六月まで。二十四節気では立夏から立秋の前日まで。天文学上では夏至から秋分の前日まで。一年中で最も暑い季節。﹝季﹞夏。 ――歌う者は冬泣く 働くべき夏に歌い暮らす者は,冬になって飢えと寒さに泣く。 ――の小袖(コソデ) 〔「小袖」は冬に用いるところから〕 時期はずれで不用なもののたとえ。 ――の大
- みつば-よつば 【三つば四つば】 壮麗な建物が幾棟も建ちならんだ立派な邸宅。「目もかがやく心地する殿造りの,―なる中にひき入れて/源氏(早蕨)」 (三つも四つも軒端(ノキバ)が重なっている意からという)