にぶい 意味
- 【鈍い】
(1)切れ味が悪い。鋭利でない。
「切れ味の―・い刀」
(2)動作や動きがのろい。
「動作が―・い」「機械の回転が―・い」
(3)感覚や判断力が鋭くない。反応がすばやくない。
「デザイン感覚の―・い人」「頭のはたらきの―・い男」「勘が―・い」
(4)光がぼんやりしている。
「―・い街灯の光」
(5)音が澄んでいない。また,はっきりしない。
「人の倒れるような―・い音がした」「感度が―・い」
⇔するどい
﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)
- にぶいろ 【鈍色】 「にびいろ(鈍色)」に同じ。 「―の雲」
- 動作がにぶい 動作がのろい
- ぶい 【武威】 武力による威勢。 「天下に―を示す」 ; 【部位】 全体に対するある部分の位置。 「身体各―の名称」
- にぶ 【鈍ぶ】 鈍色(ニビイロ)になる。 「―・びたる御衣どもなれど,色あひ・かさなり好ましく/源氏(朝顔)」 ; 【二分】 割合で,十分の二。単位で,一分(イチブ)の二倍。 ; 【二部】 (1)二つの部分。 「―合唱」 (2)二番目の部分。 「第―」 (3)大学の夜間部。 「―の学生」
- ぶい-ぶい ■一■ (副) うるさく物を言いたてるさま。ぶうぶう。ぶつぶつ。「常に―地口(ジグチ)をいふ人も/滑稽本・浮世風呂 4」 ■二■ (名) 何かとうるさく言い立てる人。特に無頼漢についていう。「何さ―ども,人おどしの腕(カイナ)に色々の彫り物して/浄瑠璃・油地獄(上)」
- ぶいぶい ※一※ (副) うるさく物を言いたてるさま。ぶうぶう。ぶつぶつ。 「常に―地口(ジグチ)をいふ人も/滑稽本・浮世風呂 4」 ※二※ (名) 何かとうるさく言い立てる人。特に無頼漢についていう。 「何さ―ども,人おどしの腕(カイナ)に色々の彫り物して/浄瑠璃・油地獄(上)」
- うぶい 【初い・初心い】 ういういしい。 「―・い感覚」 ; 【産井】 産湯に使う水をくむ井戸。
- きぶい 〔「きびし(厳)」の転〕 (1)厳しい。激しい。強烈である。容赦ない。 「秦の―・い法を取りのけてやすくするぞ/蒙求抄 2」 (2)食べ物の味の刺激が強い。 「此の酢は―・い酢ぢや/洒落本・聖遊廓」 (3)厳格である。 「此二人浄慈灵隠に住して,―・い人でよく清規を行れたぞ/百丈清規抄」 (4)険しい。 「坂の―・き事,屏風を立てたるが如し/御伽草子・大仏の縁起」 〔平安中期
- けぶい 【煙い】 「けむい」に同じ。 「隣の人のタバコが―・い」 ﹛派生﹜——が・る(動ラ五[四])——さ(名)
- こぶい 〔近世上方語〕 欲が深い。けちだ。 「とかく始末第一とて親父よりも―・うかせぎければ/浮世草子・銀持気質」
- さぶい 【寒い】 〔「さむい」の転〕 「さむい(寒)」に同じ。 「今朝はめつぽふ―・いなあ/滑稽本・浮世風呂(前)」
- しぶい 【渋い】 (1)柿の渋のような味がする。舌がしびれるような感じだ。 「この柿は―・くて食べられない」「―・いお茶」「―・き菓(クダモノ)/東大寺諷誦文稿(平安初期点)」 (2)華やかでなく落ち着いた趣がある。地味で深い味わいがある。 「―・い柄の着物」「若いに似あわず好みが―・い」「―・い喉(ノド)を聞かせる」 (3)(渋柿でも食べたような)不機嫌な顔つきだ。にがりきっている。 「
- ぶいき 【不意気・不粋】 いきでないこと。やぼなこと。また,そのさま。ぶすい。 「屋敷もんだから―だが,中々美(イイ)女だよ/怪談牡丹灯籠(円朝)」
- ぶいく 【撫育】 かわいがり大事に育てること。 「蓋(ケダ)し母は己れを―する者にして/天賦人権論(辰猪)」
例文
- 確かに彼は少々にぶいが勤勉だ。
- にぶいわね 抱いてくれなかったってことよ
- にぶいわね。 戦って 倒すのよ。
- 太って動きがにぶい
- にぶい男だね。
- 砂や泥にもぐるものが多く、動きはにぶい。
- 喜怒哀楽のうち、喜と楽以外の感情がにぶい。
- 鈍色(にびいろ、にぶいろ)とは濃い灰色のこと。
- 恋愛関係はとてもにぶい。
- 左のはさみが巨大化し、挟む力は10,000馬力もあるが、重すぎて動きがにぶい。