ひきしぼる 意味
- 【引(き)絞る】
(1)矢を弓につがえて弦(ツル)を十分にひっぱる。
「弓を―・る」
(2)声を無理に出す。
「声を―・って助けを呼ぶ」
(3)ぎゅっと絞る。強く絞る。
「手ぬぐいを―・る」
‖可能‖ ひきしぼれる
- しぼる 【絞る・搾る】 (1)締め付けるなどして,中に含まれている水分を出す。(ア)濡れた布などをねじり締めて,水分を出す。《絞》「雑巾を―・る」(イ)強く押したり,押し潰したりして,液を出させる。《搾》「椿の実から油を―・る」「牛の乳を―・る」(ウ)(「袖をしぼる」「袂(タモト)をしぼる」などの形で)涙をたくさん流す。《絞》「悲恋物にハンカチを―・る」「タモト,マタワ,ソデヲ―・ル/日葡」 〔本
- ふりしぼる 【振(り)絞る】 ありったけの声や力を出す。 「声を―・って応援する」「力を―・って走り抜く」 ‖可能‖ ふりしぼれる
- 帆をしぼる 減帆する; 帆を減らす
- きしぼ 【鬼子母】 ⇒きしも(鬼子母)
- ひきし 【低し】 低い。 「顔大きに,せい―・かりけり/平家 8」 〔成立は鎌倉時代以降か〕
- きしぼじん 【鬼子母神】 ⇒きしもじん(鬼子母神)
- きしぼ-じん [3] 【鬼子母神】 きしもじん
- たきしぼり 【滝絞り】 ⇒柳絞(ヤナギシボ)り
- まきしぼり 【巻(き)絞り】 絞り染めの技法の一。模様の輪郭を平縫いし,引き締めて縮め,袋状になった部分に糸を巻きつけて染める。
- ひき-しぼ・る [4] 【引(き)絞る】 (動ラ五 [四] ) (1) 矢を弓につがえて弦(ツル)を十分にひっぱる。「弓を―・る」 (2) 声を無理に出す。「声を―・って助けを呼ぶ」 (3) ぎゅっと絞る。強く絞る。「手ぬぐいを―・る」 [可能] ひきしぼれる
- ひきしお 【引(き)潮・引き汐】 潮が引いて海面が低くなっていくこと。また,その時の海水の動き。落ち潮。下げ潮。 ⇔満ち潮 ⇔上げ潮
- ひきしお-どき ―シホ― [0] 【引(き)潮時】 引き上げる潮時。引き下がる頃合い。退却の時機。
- ひきしのぶ 【引き忍ぶ】 ※一※ (動バ四) 人目に立たないようにする。 「若々しきやうには―・ばむ/源氏(夕霧)」 ※二※ (動バ上二) {※一※}に同じ。 「ここにてさへ―・ぶるもあまりなり/枕草子 143」
- ひきしまる 【引(き)締まる】 (1)ゆるみやたるみがなくなる。張り詰めたようになる。 「スポーツで鍛えた―・った体」 (2)心・気持ちが緊張する。 「気持ちが―・る」 (3)取引で,値段が上がり気味となる。 ⇔引き緩む 「相場が―・る」
- ひきしめ 【引(き)締め】 引き締めること。 「金融―」