ひなびた 意味
- しなびた 古びた
- ひなびと 【鄙人】 田舎の人。里人。
- ひなびる 【鄙びる】 田舎らしい感じがする。野暮である。いなかびる。 「―・びた温泉」「男などの,わざとつくろひ―・びたるは憎し/枕草子 195」
- なび 【儺火】 追儺(ツイナ)あるいは左義長(サギチヨウ)のことという。 「大夫の雑色の男ども―すとて/蜻蛉(下)」
- びた 【鐚】 「鐚銭(ビタセン)」の略。 「―一文まからない」
- ひな 【雛】 ※一※ ① (名) (1)卵からかえったばかりの鳥。ひよこ。ひなどり。 (2)「雛人形」に同じ。﹝季﹞春。《たらちねの抓までありや―の鼻/蕪村》 ※二※ (接頭) 名詞に付いて,小さい,愛らしいなどの意を表す。 「―菊」 ; 【鄙】 (1)都から離れた土地。いなか。 「―にはまれな美人」 (2)支配の及ばない未開地に住む人々。えびす。 「四道将軍(ヨツノミチノ
- びた-びた ■一■ [1] (副)スル (1) はなはだしく濡れているさま。「袢天が―に濡れて/永日小品(漱石)」 (2) 男女の仲が深いさま。べたべた。「あたまから,―さするをとこ有/仮名草子・難波鉦」 ■二■ [0] (形動) {■一■ (1) }に同じ。
- なびなび のびのびとして流麗なさま。のびのび。 「―と口がろに読みつけなば/正徹物語」
- びたびた ※一※ ① (副) (1)はなはだしく濡れているさま。 「袢天が―に濡れて/永日小品(漱石)」 (2)男女の仲が深いさま。べたべた。 「あたまから,―さするをとこ有/仮名草子・難波鉦」 ※二※ ◎ (形動) {※一※(1)}に同じ。
- かみ-なび 【神奈備】 かむなび
- かむ-なび 【神奈備・神南備】 神霊が鎮座する山や森。かんなび。かみなび。「―の山下とよみ行く水に/万葉 2162」
- かん-なび 【神奈備・神南備】 かむなび
- なびき 【靡き】 (1)なびくこと。 「ささげたる旗の―は/万葉 199」 (2)指物(サシモノ)の一。先細りのよく撓(シナ)う棹(サオ)に縦長の旗を付けたもの。 →撓(シナ)い(3) (3)富士谷成章の用語。動詞の活用語尾ル・レ,シク活用形容詞の活用語尾キをいう。「越ゆる」「越ゆれ」のル・レ,「恋しき」のキなど。
- なびく 【靡く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)草や布などの先端が風や水の流れに従って横に傾き伏す。 「旗が風に―・く」「煙が―・く」「妹が門見む―・けこの山/万葉 131」 (2)相手の威力に引き寄せられて,従う。また,女性が男性に言い寄られて受け入れる。 「主流派に―・く」「お嬢さんはどつちへ―・いたかい/草枕(漱石)」 ※二※ (動カ下二) ⇒なびける
- なび・く [2] 【靡く】 ■一■ (動カ五 [四] ) (1) 草や布などの先端が風や水の流れに従って横に傾き伏す。「旗が風に―・く」「煙が―・く」「妹が門見む―・けこの山/万葉 131」 (2) 相手の威力に引き寄せられて,従う。また,女性が男性に言い寄られて受け入れる。「主流派に―・く」「お嬢さんはどつちへ―・いたかい/草枕(漱石)」 ■二■ (動カ下二) なびける
例文
- 私はひなびた温泉が好きだ。
- ひなびた温泉が好きです。
- 全体的な雰囲気 街灯 ひなびた家 馬と馬車 それから マキシム
- 全体的な雰囲気 街灯 ひなびた家 馬と馬車 それから マキシム
- 木造のひなびた感じのする駅舎があった。
- 三崎漁港に面し、ひなびた漁港風景が広がる。
- 主部はクラリネットとファゴットのひなびた旋律。
- 頭に巨大な口のあるパーツを乗せた、ひなびた老人の姿をしている。
- また茅葺屋根の民家などが多く残り、ひなびたたたずまいを見せている。
- 軽飲食ができるスペースがあり、ひなびた雰囲気が地元民にも人気のようだ。