ひんする 意味
- 【品する】
物事の品質や優劣について批評する。
「衣裳を評し男子を―・し軽躁の風ありけるに/緑簑談(南翠)」
- 【貧する】
貧乏する。貧乏になる。
貧すれば鈍(ドン)する
貧乏すると,世俗的な苦労が多いので,才知がにぶったり,品性が下落したりする。
- ひんす 【殯す】 死者を棺に入れてまつる。かりもがりする。 「辛酉,西殿に―・す/続紀(大宝二)」
- ひんすう 【頻数】 (1)度数や回数が,多く重なること。 「部落間の交通次第に―にして/希臘思潮を論ず(敏)」 (2)統計学で,度数や回数。
- ひん・する [3] 【貧する】 (動サ変) [文] サ変 ひん・す 貧乏する。貧乏になる。
- いんする 【印する】 □一□(他動詞) (1)印を押す。印刷する。 「此書は―・するに四号活字を以てせり/即興詩人(鴎外)」 (2)跡を残す。しるす。 「全国各地に足跡を―・する」 (3)光・影などを物の上になげかける。また心にある印象を与える。 「人の鬼怪を信ずるや幼より其心に―・す/明六雑誌 25」 □二□(自動詞) (1)しるしが残る。跡がつく。 「馬車の轍(ワダチ)の跡は深く
- かちんする くく鳴する; コッコッと鳴く
- かんする 【刊する】 出版する。刊行する。 「自伝を―・する」 ; 【冠する】 (1)上にかぶせる。 「『新』の字を―・した社名」「称号を―・する」 (2)冠をかぶる。また,元服する。 ; 【燗する】 酒をあたためる。燗をつける。 「ほどよく―・した酒」
- がまんする こらえる; 耐える
- けんする 【検する】 しらべる。あらためる。 「鶏肉は滋養物とのみ心得良否を―・せず求めて/新聞雑誌 49」 ; 【験する】 ためす。こころみる。 「死す後之を―・するに/新聞雑誌 37」
- げんする 【眩する】 (1)目がくらむ。 「眼―・し魂迷ひ/花柳春話(純一郎)」 (2)目をくらませる。 「人目を―・するの才なく/獺祭書屋俳話(子規)」
- こんする 【婚する】 結婚する。夫婦となる。 「余若し―・せずしてアリスを擁するを得ば/花柳春話(純一郎)」
- ざんする 【竄する】 (1)流罪にする。島流しにする。 (2)文章をこっそり直す。改竄する。 ; 【讒する】 人を陥れるために事実を曲げて告げ口する。讒言をする。 「誤なるのみかは,是我党を―・する也/慨世士伝(逍遥)」
- じんする 【陣する】 陣を構える。陣どる。 「両軍,川をはさんで―・する」
- せんする 【宣する】 公に広く告げ知らせる。宣言する。 「開会を―・する」 ; 【僭する】 自分の身分を超えて,不相応なおこないをする。 「簒奪(サンダツ)して皇帝を―・する」「男子にして女史の名を―・するに至りては馬鹿といはんか/筆まかせ(子規)」
- そんする 【損する】 取引・仕事などをした結果,得るものよりも失うものの方が多くなる。 ⇔得する 「相場で―・した」「遠回りして―・した」 損して得(トク)とれ 一時は損をしても,その損によって将来大きな利益を得る方がよい。 ; 【存する】 〔「そんずる」とも〕 □一□(自動詞) (1)ある。存在する。 「厳然たる事実の―・する限り言い逃れはできない」「其微意は唯この辺に在(アリ)
例文
- 絶滅にひんすることになります
- またセイウチやクジラといった危機にひんする海洋生物も住む。
- 上記のように銀行が破綻した場合、当該銀行をメインバンクとしていた企業も倒産の危機にひんする。
- 危機に瀕する言語(ききにひんするげんご)は、危機言語とも言われ、話者がいなくなることで消滅の危機にある言語である。
- またジャイアントパンダやキンシコウなど絶滅にひんする希少生物の主な生息地でもある(四川省のジャイアントパンダ保護区を参照)。
- 前国王の野望を知り、真弥子のアイデンティティは危機にひんするが、小次郎やまりなと過ごした、短くとも充実した日々だけは確かなものだった。