ふきだす 意味
- 【吹(き)出す・噴(き)出す】
□一□(自動詞)
(1)風が吹きはじめる。
「午後から風が―・す」
(2)中から外に激しい勢いで出る。
「温泉が―・す」「汗が―・す」「不満が一気に―・す」
(3)草や木の芽が勢いよく出る。
「木々の芽が一斉に―・す」
(4)我慢できなくなって笑い出す。
「思わず―・す」
□二□(他動詞)
(1)内から外へ吹いて出す。
「タバコの煙を―・す」
(2)勢いよく芽を出す。
「新芽を―・す」
- うきだす 【浮(き)出す】 文字や模様がはっきり見える。 「黄色の文字が―・して見える」
- えがきだす 【描き出す】 (1)物の形やありさまを絵画や言葉で表現する。 「下町の情緒を―・す」 (2)物事のありさまを想像する。 (3)物の動いた跡がある形を表す。 「水面に波紋が―・された」 ‖可能‖ えがきだせる
- おびきだす 【誘き出す】 だましてさそいだす。 「敵を―・して全滅させる」 ‖可能‖ おびきだせる
- かきだす 【書(き)出す】 (1)書き始める。 「小説を―・す」 (2)よく見える所へ書いて示す。 「合格者の名を―・す」「議題を黒板に―・す」 (3)必要な箇所を抜き出して書く。書き抜く。 「要点を―・す」 ‖可能‖ かきだせる ; 【掻き出す】 指先や道具で,かいて取り出す。 「かまどの灰を―・す」 ‖可能‖ かきだせる
- ききだす 【聞(き)出す】 (1)隠していることなどをたずねて,知る。 「明日の予定を―・す」 (2)聞き始める。 「ラジオ講座を―・す」 ‖可能‖ ききだせる
- こづきだす 【小突き出す・小衝き出す】 (1)小突いて外に追いやる。 「屋外へ―・す」 (2)(言う人へのののしりをこめて)言う。 「盗まぬといふ言訳有らば,さあ―・せまき出せ/浄瑠璃・夏祭」
- そびきだす 【誘き出す】 誘い出す。おびきだす。 「幸明日は廿五日北野まいりと―・し/浮世草子・好色産毛」
- たたきだす 【叩き出す】 (1)乱暴に,外に出す。追い出す。 「酔っぱらいを―・す」 (2)「打ち出す{(3)}」に同じ。
- つきだす 【突(き)出す】 (1)人を突いて外に出す。 「店から表に―・す」「土俵外に―・す」 (2)勢いよく前へ出す。 「証拠の書類を目の前に―・す」 (3)体の一部を前に出す。 「腹を―・す」「くちびるを―・す」 (4)犯人などを警察に引き渡す。 「交番に―・す」 (5)物の一部分を外や前に出す。突き出る。 「窓を―・して作る」「海峡に―・す岬」 (6)仲間はずれにする。縁を切
- つつきだす 【突き出す】 突っついて出す。 「藪(ヤブ)から蛇を―・す」 ‖可能‖ つつきだせる
- なきだす 【泣(き)出す】 泣きはじめる。 「わっと―・す」 ‖可能‖ なきだせる 泣き出しそうな空模様(ソラモヨウ) 今にも雨が降りそうな空。
- ぬきだす 【抜(き)出す】 (1)引き抜いて取り出す。 「ケースから本を―・す」 (2)多くのものの中から選び出す。 「条件に合う者だけ―・す」 (3)外に突き出す。 「ぬっと半身を―・す」 ‖可能‖ ぬきだせる
- はきだす 【吐き出す】 (1)口や胃に入れたものを,吐いて口から外に出す。 「ガムを―・す」 (2)(狭い所を通して)中から外へ出す。 「改札口から―・された人々」 (3)心の中にあることを話してしまう。 「不満を―・す」 (4)蓄えてあった金品を提供する。 「へそくりを―・す」 ‖可能‖ はきだせる ; 【掃(き)出す】 ごみなどを掃いて外へ出す。 「ごみを―・す」 ‖可能
- はじきだす 【弾き出す】 (1)はじいて外へ出す。 「爪で―・す」 (2)仲間から追い出す。仲間はずれにする。 「グループから―・される」 (3)〔もと,算盤(ソロバン)を用いて計算したところから〕 算出する。 「利益はざっと一億円と―・された」 (4)やり繰りしてひねり出す。 「宿泊費まではとても―・せない」 ‖可能‖ はじきだせる
- ひきだす 【引(き)出す】 (1)中にある物を,引いて外に出す。 ⇔引き入れる 「ケースから本を―・す」 (2)人前や公の場に出す。 「交渉の場に―・す」「闘牛場に牛を―・す」 (3)隠れている物事を表面に出して,明らかにする。 「才能を―・す」「結論を―・す」「回答を―・す」 (4)預金・貯金をおろす。 「全額―・す」 ‖可能‖ ひきだせる
例文
- 戦闘形態は前後両方に顔と、腹部にそれぞれ青と赤の噴射口があり青い方の噴射口からは凍結ガス、赤い方からは高熱火炎をふきだす。