まがる 意味
- 【曲(が)る】
〔「禍(マガ)」の動詞化〕
(1)まっすぐな物・平らな物が弓形・ S 字形などになる。
「腰が―・る」「肘(ヒジ)が痛くて右腕が―・らない」「青柳の細き眉根を笑み―・り/万葉 4192」
(2)進む方向が右または左に変わる。
「駅は次の四つ角を右に―・ったところだ」「道は北に―・る」
(3)向きが正規の方向とずれる。ゆがむ。傾く。
「ネクタイが―・っている」「柱が―・って見える」
(4)道理からはずれる。心がねじける。
「根性が―・っている」
〔「曲げる」に対する自動詞〕
‖可能‖ まがれる
︱慣用︱ 口が―・旋毛(ツムジ)が―・鼻が―
曲がった事
道理にはずれたこと。不正なこと。
「―は大きらいだ」
- おれまがる 【折れ曲(が)る】 (1)棒状のものが中途から折れてまがる。また,くねくねとまがる。 「先の―・った釘」「―・った山道」 (2)進路をかえてまがる。 「バス道路から右へ―・る」
- ひんまがる 【ひん曲がる】 〔「ひん」は接頭語〕 ひどくまがる。 「暑さでレールが―・った」「鼻が―・るほど臭い」
- へしまがる ぐっとたわむ
- 腰がまがる せむしになる
- まが 【禍】 よくないこと。よこしまなこと。わざわい。 「―ごと」「八十―つ日の神/古事記(上訓)」
- がる 〔動詞五[四]段型活用〕 (1)形容詞,形容動詞および助動詞「たい」の語幹に付いて,そのように思う,そのように感じるの意を表す。 「うれし―・る」「かわい―・る」「あわれ―・る」「見た―・る」 (2)形容詞,形容動詞の語幹および一部の名詞に付いて,そのように振る舞う,そのようなふりをするの意を表す。ぶる。 「強―・る」「痛―・る」「得意―・る」「興(キヨウ)―・る」
- 善がる・良がる よがる ② (1)よいと思う。満足に思う。うれしがる。得意になる。悦に入る。 「滅多に高価なる洋服を被(カウム)り…以て―・りたがるしれものもありけり/当世書生気質(逍遥)」 (2)快感を声や表情に表す。 「―・るはず是は九州肥後の国/柳多留 49」
- 怖がる・恐がる こわがる ③ ある物や事をひどくおそれる。おびえる。 「犬を―・る」
- 跨がる・股がる またがる ③ (1)両足を開いて乗る。 「馬に―・る」 (2)一方から他方に至る。わたる。 「一都三県に―・るプロジェクト」「其の宮…北の方洛浜に―・れり/大慈恩寺三蔵法師伝(承徳点)」 〝可能〞 またがれる
- 黒がる・玄がる くろがる 玄人(クロウト)のふりをする。粋人ぶる。 「―・るはすいにあらず/洒落本・間似合早粋」
- まがい 【麻鞋】 「麻沓(オグツ)」に同じ。 ; 【紛い】 (1)本物に似せて作ってあること。また,そのもの。にせもの。いんちき。 「―の鼈甲(ベツコウ)」 (2)まざって区別しにくいこと。 「あしひきの山下光るもみち葉の散りの―は今日にもあるかも/万葉 3700」 (3)まちがい。しくじり。 「手の―・足の―なさしめずして/祝詞(大殿祭)」 (4)名詞の下に付いて,見まちがえるほ
- まがう 【紛う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) 〔「目(マ)交(カ)ふ」の意か〕 (1)区別できないほどよく似ている。 「雪と―・うばかりの花吹雪」「―・う方なき金の茶釜」 (2)入り乱れる。 「雪かも降ると見るまでにここだも―・ふ梅の花かも/万葉 844」 (3)まじり合って区別がつかない。 「老いらくの来むといふなる道―・ふがに/古今(賀)」 〔現代語では主に連体形が用いられ,「ま
- まがお 【真顔】 まじめな顔つき。真剣な顔。 「―で相手に問いただす」
- まがき 【曲垣】 姓氏の一。 ; 【籬】 (1)竹・柴などを粗く編んで作った垣。ませ。ませがき。 (2)遊郭で,見世(ミセ)と入り口の落ち間とのあいだにある格子戸。 (3)「籬節(マガキブシ)」の略。 ; 【真牡蠣】 海産の二枚貝。殻高10センチメートル内外。一般にカキと呼ばれるのはこの種。小形のものをシカメ,大形のものをナガガキ・エゾガキと呼ぶ。交替性の雌雄同体。有史以前から食用。
- まがし 【間貸し】 代金をとって部屋を人に貸すこと。 ⇔間借り 「二階を―する」
例文
- 正の屈光性があり、光の方へ向けてまがる。
- 「たまがる」{ラ行五段} …びっくりする。
- くねくねまがる意と関係がある。
- まがる (動)邪魔になる。
- まがる …邪魔になる。
- 人がかがみこんだ動作を意符としたもので、まがる意味を表す。
- 辻マガル(つじまがる、1947年生まれ)は日本の漫才師、タレント、俳優。
- 山軽駅(やまがるえき)は、北海道枝幸郡浜頓別町山軽にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線の駅である。
- 初心者のうちは車の「はしる・まがる・とまる」といった一連の動作をこなすのに精一杯で、はじめのうちは、余裕とゆとりをもった運転が出来ないものである(余裕とは、リラックスした状態で周囲に気を配った運転をするという意味)。