入り 意味
- いり ◎
〔動詞「入る」の連用形から〕
(1)場所・土地やある社会などに,はいること。
「楽屋―」「政界―」「土俵―」「大阪―」
(2)はいっていること。
「二リットル―の瓶」「牛乳―のコーヒー」「客の―は上々だ」
(3)日や月が没すること。
「日の―」
(4)彼岸・土用などの始まり。最初の日。
「寒の―」
(5)収入。みいり。
「今月は―が少ない」
(6)(「要り」とも書く)費用。かかり。
「―がかさむ」「物―」
- 入り・這入り はいり 〔動詞「はいる」の連用形から〕 (1)邸宅の入り口。はいいり。 「我が宿の―の柳下はらへども/和泉式部集」 (2)やっと這い入ることができるほどであること。きわめて狭いこと。 「さらでだにいぶせき―の小屋/咄本・醒睡笑」
- 不入り ふいり ◎ 興行などで,客の入りが悪いこと。
- 中入り なかいり ◎ (1)相撲・芝居・寄席(ヨセ)などで,途中でしばらく休憩すること。また,その時間。 「―後の取組」 (2)能・狂言で前後二場に分かれている演目で,シテなどが前場が終わったところで退場すること。
- 今入り 新顔; 一年生; フレッシュマン; 新米; 新参者; 新入り; 新人; 新前; 新来; 新参; 新来者; 新入生; 新手; 今入; ニューカマー; フレッシャー
- 入り前 いりまえ 〔「いりまい」の転〕 「入り米(マイ)」に同じ。
- 入り口 はいりぐち ③ いりぐち。門や玄関,勝手口など。
- 入り婿 婿養子; 入婿
- 入り方 日暮; 夕間暮; 暮方; たそがれ; 夕; 夕やみ; 夕暮; サンセット; 日暮れ; 王莽が時; 夕暮れ; 入方; 暮れ暮れ; 火灯し頃; 暮れ合い; 夕陽; 夕刻; 灯点し頃; 日没; 日の入り; 入りがた; 夕ぐれ; 夕方; 逢魔が時; 火ともし頃; 夕間暮れ; 日の暮れ; 日の暮; 黄昏時; 夕べ; 黄昏; 暮れ; 片夕暮; 火点頃; 昏黄; 夕闇; 薄暮; 薄暮れ; 火点し頃; 入相;
- 入り日 夕日; 入日
- 入り江 潟; 膨らみ; カキ; 打ち込むこと; 港江; 湾; バッグ; 江; べっこう; ふところ; 山峡; 湊江; 裏海; 海峡; 潮入り川; 喫水の深さ; 入り海; 入り込み; ふくらみ; 谷間; 河口域; 湾の形成; 内浦; 渦巻き; 湖水; 湾状のもの; 貝殻; 入海; 差し込むこと; 水道; 断崖の窪み; 弧状の切取り; 幅広の河口; 柄; 河口湾; アコヤガイ; 河口; 湾入; 湖; 内海
- 入り海 港江; 入り江; 潟; 膨らみ; 内浦; 入海; 海流の分岐; 水道; 湾; 江; 入江; 湊江; 海湾; 内海; ふくらみ; 瀬戸; 浦; 小さい湾; 海峡; 裏海
- 入り用 ニード; 要求; デマンド; 需要; 闕乏; 必要; 須要; 必須; 要用; 冀求; 希求; 入用; 必要さ
- 入り目 いりめ (1)費用。かかり。 「初会の―,裏約束/黄表紙・金生木」 (2)控え目なこと。内気なこと。 「―にもなく又さし出でても見えぬ様に/吾妻問答」
- 入り相 サンセット; イブニング; 大禍時; 日暮れ; 王莽が時; 夕暮れ; 彼は誰; 日暮; 夕間暮; 暮方; 晩方; 夕; 夕暮; 暮れ暮れ; 暮れ合い; 夕陽; 夕刻; 彼誰時; 夕景; 入方; 夕がた; 日の暮; 夕べ; 雀色時; 黄昏; 暮相; 暮れ; 彼者誰時; 彼者誰; 日没; 入りがた; 日の入り; 彼は誰時; 夕方; 夕ぐれ; 逢魔が時; 夕間暮れ; 日の暮れ; 桑楡; 夕さり; 暮
- 入り米 いりまい (1)収入。みいり。いりまえ。 「身の―は上田の/浄瑠璃・宵庚申(中)」 (2)必要な費用。出費。 「せめて老の―にと金子五十両残し申し候/浮世草子・武道桜」
例文
- あなたのことがすっかり気に入りました。
- どのようにすればお金が手に入りますか。
- 私のお気に入りの味はチョコレートです。
- ジョンは、念入りにその事故を調査した。
- 地下鉄の入り口を教えていただけますか。
- いちばんお望みのものが手に入りますよ。
- 船は改装のため目下ドック入りしている。
- いすを持ってきてゲームに入りなさいよ。
- その建物の入り口で待っていてください。
- 彼はアメリカ大使館に出入りしている。