地動説 意味
- ちどうせつ ②
天動説に対し,地球が太陽の周りを回転しているとする説。太陽信仰を背景に古くからあり,古代ギリシャではアリスタルコスのものが知られる。ただ,地球の運動が実感されないなど多くの難点が存在し,それらが数学的・力学的に解消されるにはコペルニクスからニュートンまで約150年を要した。なお,天球という殻が破られ,無限の宇宙に無数の恒星が存在するという宇宙像は,クザーヌスやブルーノら思想家に負うところが大きい。
→天動説
- 地動 ちどう ◎ (1)大地が動くこと。地震。 (2)地球の運動。すなわち,地球の自転と公転。
- 力動説 りきどうせつ ③ 〔哲〕 あらゆるものの存在とその生成を,いくつかの,または一つの力や作用から説明するような考え方や立場。アリストテレス・ライプニッツなどが代表的。ダイナミズム。力本説。
- 天動説 てんどうせつ ③ 宇宙の中心に地球が静止し,その周りを他の天体が回転しているとする説。エウドクソスの同心天球の理論,アポロニオスやヒッパルコスによる離心円・周転円の導入を経て,二世紀にプトレマイオスが数学的理論として体系化した。以後一七世紀に至るまで,ギリシャ以来の有限な宇宙観やキリスト教神学と結びついて長く支持された。地球中心説。 →地動説
- 波動説 はどうせつ ③ (1)光の波動説。一七世紀にホイヘンスが提唱し,一九世紀にヤングとフレネルらが干渉・回折実験に成功して光の波動説を確立した。一九世紀後半にはマクスウェルがその電磁理論から光は電磁波であることを導いた。 (2)粒子の波動性を強調する説。1924年にド=ブロイが電子の波動説を提唱。これはのちに回折実験で確かめられ,量子力学成立の先駆となった。
- 大陸移動説 たいりくいどうせつ ⑥ 各大陸が地球の表層を移動し,相互にその位置を変えるという説。ウェーゲナーは,地質・古生物・古気候の資料に基づいて,各大陸が古い時代には一つの塊をなしており,後に分裂・漂流して現在の分布に至った,と1912年に主張(大陸漂移説)。1950年代以降,古地磁気や海洋底などの研究が進み,移動の証拠が積み重ねられている。 →プレート-テクトニクス
- 恒久不動説 生物不変説
- 地労委 ちろうい ② 「地方労働委員会」の略。
- 地勢 ちせい ◎ (1)土地のありさま。山・川・平野・海など地理的事象の配置のありさま。地貌(チボウ)。 (2)地形と同じ。特に,それを大観する場合に用いることが多い。 (3)人の地位・立場。よって立つ所。 「―大いなりといへども,賢慮足らざればその仁に当ることなし/盛衰記 1」
- 地力回復措置 開墾; 土壌開拓; 開拓; 土壌復旧
- 地化学探査 ちかがくたんさ ⑤ ⇒化学探査(カガクタンサ)
- 地力 じりき ◎ その人が本来もっている実力。底力。 「―を発揮する」「―のある男」 ; ちりょく ① その土地の農作物を育てる力。土地の生産力。 「―を保つ」「―増進」「―逓減(テイゲン)」
- 地区 ちく ①② 一定の区域の土地。一区画の土地。 「―ごとに委員を選ぶ」「風致―」
- 地割れする 地面が裂ける
- 地区の 地方の