夏坊主 意味
読み方:
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- なつぼうず ③
〔葉が秋に生じ,夏に落ちるのでいう〕
オニシバリの別名。
- 坊主 ぼうず ① (1)もと,寺院内の一坊の主僧。寺房の住職。転じて,僧侶全般の俗称。 (2)〔僧侶の剃髪(テイハツ)した頭との類似性から〕 (ア)髪を剃(ソ)ったり,短く刈った頭。毛のない頭。また,その人。「―頭」「丸―」(イ) 〔剃髪の習慣が昔あったところから〕 男の幼児を親しみ,またはぞんざいにいう語。「うちの―は今一年生だ」(ウ)表面をおおうべきものがない状態やものをたとえていう。
- 坊主― ぼうず-ガッパ バウ― [4] 【坊主―】 江戸時代,南蛮人のカッパから考案した木綿の丸ガッパ。引き回し。
- 我坊主・和坊主 わぼうず 二人称。僧侶に対して,軽んじ卑しめる気持ちで用いる。 「やい―,此の肩箱を晩の泊り迄持て/狂言・犬山伏(虎寛本)」
- 丸坊主 まるぼうず ③ (1)頭髪を短く刈ったり,すっかり剃(ソ)ったりした頭。 (2)山に木がないこと。また,草木に葉が全くないこと。 「乱伐で山が―になった」
- 坊主山 ぼうずやま ◎③ 木が全く生えていない山。はげやま。
- 坊主枕 ぼうずまくら ④ 「括(クク)り枕」に同じ。
- 坊主椀 ぼうずわん ③ 糸底が内にくぼんでいて,無いように見える椀。
- 坊主礼 ぼうずれい ③ 正月四日に寺方が行う年始回り。寺正月(テラシヨウガツ)。
- 坊主禿 ぼうずかむろ ④ 江戸時代,遊郭で遊女づきの幼い禿(カムロ)。頭を芥子(ケシ)坊主にしていたところからいう。
- 坊主筆 ぼうずふで ③ 毛のすり切れた筆。ちび筆。
- 坊主襟 ぼうずえり ③ (1)襟足のない首筋。 (2)「僧綱領(ソウゴウエリ)」に同じ。
- 坊主頭 ぼうずあたま ④ 坊主のように髪の毛を剃(ソ)ったり,ごく短くした頭。丸坊主。
- 奥坊主 おくぼうず ③ 江戸幕府の職名。江戸城の奥向きにいて茶室を管理し,将軍の茶,諸侯の接待・給仕などを担当した坊主。小納戸(コナンド)坊主。
- 子坊主 小僧
- 小坊主 こぼうず ② (1)少年の僧。 (2)男の子。少年。親しみをこめていうことが多い。 「隣の―のいたずらだな」 (3)江戸時代,武家や商家に奉公した坊主頭の少年。