大きい 意味
- おおきい ③
〔形容動詞「おおき(なり)」の語幹を形容詞化した語。室町時代以降の語〕
(1)(物の形の)容積・面積・身長などが他のものより上回っている。多くの範囲を占めている。
「―・い箱」「―・い男」「―・く円を描く」
(2)規模がまさっている。勢力がある。
「―・い会社」「―・い国」
(3)数量が多い。
「生産量が―・い」「損害が―・い」
(4)年上である。
「―・い兄さん」
(5)音量がまさっている。
「声が―・い」
(6)度量がある。包容力がある。スケールが雄大だ。
「気を―・く持つ」「―・い人物」「考えが―・い」「腹が―・い」
(7)重大である。重要である。
「世間を驚かした―・い事件」「この契約の成功は会社にとって―・かった」
(8)おおげさだ。実際より誇張されている。
「話が―・い」
(9)いばっている。謙虚でない。
「―・い顔をする」「態度が―・い」
(10)程度がはなはだしい。ひどい。
「それとこれとでは―・い違いだ」
〔名詞を修飾するときは形容動詞「おおきな」を使うことも多い〕
⇔ちいさい
→おおき
→おおきな
﹛派生﹜——さ(名)
例文
- 横浜は日本で二番目に大きい都市である。
- 彼は小さい部屋に大きい机を置いている。
- 東京は日本の他のどの都市よりも大きい。
- 昨年建てられたその建物はとても大きい。
- スーはお尻が大きいが、気にしていない。
- インドは世界で7番目に大きい国である。
- 太陽と地球とではどちらが大きいですか。
- もう大きいのだから行儀よくしなさいよ。
- ちょっと大きいけど、この封筒でいいや。
- サハラ砂漠は世界で最も大きい砂漠です。