片 意味
- かた
〔「かた(方)」と同源〕
名詞に付く。
(1)(ア)二つそろったものの一方の意を表す。
「―親」「―思い」「―敷く」(イ)すくない,わずかである意を表す。「―時」(ウ)完全でない意を表す。「―言(コト)」(エ)中心より離れ,一方に寄っている,へんぴである意を表す。「―田舎」「―山里」
(2)〔上代の用法〕
動詞に付いて,ひたすらそれをするさまを表す。
「―待つ」「―設(マ)く」
→片や
――が付・く
「方が付く」に同じ。
〔「片付く」からの類推表記〕
――を付・ける
「方を付ける」に同じ。
〔「片付ける」からの類推表記〕
- へん
〔促音・撥音のあとに付くときは「ぺん」となる〕
助数詞。物の切れはし,花びらなどを数えるのに用いる。
「牡丹散て打かさなりぬ二三―/蕪村句集」
- 片・枚 ひら 〔「ひら(平)」と同源〕 助数詞。花弁・葉・紙などのような,薄くて幅広く,平らなものを数えるのに用いる。枚(マイ)。 「一―の花弁」
- 牆壁・墻壁 しょうへき ◎ (1)石・煉瓦(レンガ)・土などで築いた塀。 (2)へだてるもの。じゃま。
- 牆壁 垣; 障壁; 忌垣; 大垣; 垣根; バリヤー; 塀; 環堵; バリヤ; 牆; さく; 囲い; 垣牆; 埒; バリア; 塁壁; 斎垣; 障囲; バリアー; 墻壁; フェンス; 柵; 堵; 屏; 壁; 駒寄せ; 駒寄; 防壁
- 片がつく 方が付く; 方がつく; 片が付く
- 牆下 しょうか ① 垣根のもと。
- 片が付く 方がつく; 方が付く; 片がつく
- 牆 【牆】 (画 数) 17画 (音 訓) ショウ,かき (区 点) 6415 (JIS) 602F (シフトJIS) E0AD (熟語一覧) 12項目 帷牆 帷牆の制 垣・牆 朽木糞牆 鬩牆 牆下 蕭牆 蕭牆の患 牆壁・墻壁 築垣・築牆 屏牆 面牆
- 片ぐれ 夏に多い
- 牀榻 床榻
- 片しぐれ かたぐれ
例文
- フェンスの向こう側に片足を振り出した。
- 彼は部屋を片付けなければならなかった。
- 君は食卓の上を片づけなければならない。
- 母は私にお皿を片付けるようにと言った。
- その男の子は重い箱を片手で持ち上げた。
- その人は部屋の片側から違う側に歩いた。
- バーミンガムまでの片道切符をください。
- ハムスターの金玉が片方肥大しています。
- 妻はちょうど食卓を片付けたところだ。
- 片方の靴が戸口の階段に残されていた。