酒井抱一 意味
- さかいほういつ
(1761-1828) 江戸後期の画家。姫路城主酒井忠以(タダザネ)の弟。本名,忠因(タダナオ)。狂歌・俳諧などもたしなむ。絵は特に光琳に傾倒し,遺墨を集めて「光琳百図」「尾形流略印譜」を刊行。代表作「夏秋草図屏風」
- 抱一 ほういつ ⇒酒井(サカイ)抱一
- 酒井 さかい 姓氏の一。徳川氏最古参の譜代大名である三河の酒井氏が著名。
- 抱一派 ほういつは ◎ 酒井抱一を祖とする日本画の一派。尾形光琳の画風を受け継ぎ,華やかな色彩の中にも俳味を帯びた装飾的な画風を形成した。
- 酒井田 さかいだ 姓氏の一。
- 酒井の太鼓 さかいのたいこ 新歌舞伎十八番の一。「太鼓音智勇三略(タイコノオトチユウノサンリヤク)」の通称。河竹黙阿弥作。1873年(明治6)東京村山座初演。大軍に囲まれた浜松城で,酒井左衛門が櫓の太鼓を打って,敵軍を引きあげさせるという筋。「後風土記」の逸話を脚色したもの。
- 酒井忠世 さかいただよ (1572-1636) 江戸初期の老中・大老。上野(コウズケ)厩橋藩主。忠清の祖父。秀忠・家光を補佐し,家康死後の幕政に重きをなした。
- 酒井忠勝 さかいただかつ (1587-1662) 江戸前期の老中・大老。家光・家綱に仕え,幕藩体制の確立に貢献。川越城主。のち若狭小浜一二万石に転封。
- 酒井忠次 さかいただつぐ (1527-1596) 安土桃山時代の武将。忠親の子。徳川四天王の一人。家康幼少の頃から仕え,姉川,長篠,小牧・長久手の戦いで活躍。
- 酒井忠清 さかいただきよ (1624-1681) 江戸前期の老中・大老。上野(コウズケ)厩橋(ウマヤバシ)藩主。雅楽頭(ウタノカミ)。家綱を補佐して幕政の実権を握った。大手前下馬札のそばに屋敷があったので下馬将軍とも称された。
- 酒井田柿右衛門 さかいだかきえもん (1596-1666) 江戸初期の陶工。肥前有田の生まれ。中国の磁器を学んで「赤絵」の絵付けに成功。国内および海外の焼き物に大きな影響を与えた。以後代々酒井田家の窯元は柿右衛門を名乗り現在に至る。
- 酒人・掌酒 さかびと 神酒(ミキ)の醸造をつかさどる人。 「高橋の邑の人活日(イケヒ)を以て大神の―とす/日本書紀(崇神訓注)」
- 酒仙 しゅせん ◎ 世間の雑事にとらわれず,心から酒を好み楽しむ人。また,大酒飲み。