風流 意味
- ふうりゅう ①
〔古くは「ふりゅう」とも〕
(1)おちついた優雅な趣のあること。みやびやかなこと。また,そのさま。風雅。
「―な茶室」
(2)詩歌・書画・茶など,俗を離れた趣のあるもの。
「―の道」「―を解する」
(3)美しく飾ること。意匠をこらすこと。また,その物。
「―の破子(ワリゴ)やうのもの,ねんごろに営み出でて/徒然 54」
(4)芸能の一。
→ふりゅう(風流)
(5)「風流韻事」の略。
「―の初めやおくの田植うた/奥の細道」
(6)先人が残した美風・なごり。遺風。
「古きを学び新しきを賞する中にも全く―を邪(ヨコシマ)にする事なかれ/風姿花伝」
﹛派生﹜——さ(名)
- ふりゅう ①
(1)「ふうりゅう(風流)」に同じ。
(2)平安末期から中世にかけて流行した芸能。祭礼などの際に行われる華やかな衣装の群舞や邌(ネ)り物をいう。
(3)延年舞の演目。唐土の故事を題材とし,大風流・小風流に分かれる。舞台には美しい作り物が出され,登場人物が問答を行い,歌舞で終わる。
(4)能楽で,特殊演式の際に式三番(翁)に加わる演目。鶴亀・福神などが舞台に現れて,祝賀の舞を舞う。狂言方が演じる。狂言風流。
(5)(「浮立」とも書く)民俗芸能の群舞。念仏踊り・盆踊り・太鼓踊り・鹿踊り・獅子踊り・邌り物など,全国的に行われ種類も多い。
- 無風流・不風流 ぶふうりゅう ② 風流でないこと。風流を解さないこと。また,そのさま。
- 不風流 無風流
- 没風流 ぼつふうりゅう ③ 風流を解さないこと。風流でないこと。また,そのさま。 「―な奴だ」
- 無風流 野鄙; 賤しい; 粗野; 殺風景; 端ない; 下品; 低俗; ぼうぞく; 色消; 端たない; 不風流; 卑劣; 悪趣味; 賎しい; 野暮; 野卑; 野暮ったい; 鄙陋; みすぼらしいこと; 俚俗; 卑陋; 色消し; 泥臭い; 卑俗
- 風流人 ふうりゅうじん ③ 風流を解し好む人。粋人。
- 風流仏 ふうりゅうぶつ 小説。幸田露伴作。1889年(明治22)「新著百種」に発表。旅先で出会った花売りの娘に恋した彫刻師珠運の悲恋を描いた露伴の出世作。
- 風流傘 ふうりゅうがさ ⑤ ⇒ふりゅうがさ(風流傘) ; ふりゅうがさ ④ 傘鉾(カサホコ)の一種。飾りをつけた長柄の傘。祭礼などに用いる。ふうりゅうがさ。
- 風流車 ふうりゅうぐるま ⑤ 祭礼の行列に加わるはでやかに飾り立てた車。
- 没風流漢 ぼつふうりゅうかん ⑤ 風流を解さない男。
- 風流韻事 ふうりゅういんじ ⑤ 自然に親しみ詩歌を作って遊ぶこと。風雅な遊び。
- 風流志道軒伝 ふうりゅうしどうけんでん 滑稽本。五巻。風来山人(平賀源内)作。1763年刊。当時評判の辻講釈師深井志道軒を主人公のモデルとし,日本全国・大人国・小人国・女護島などを遍歴するという筋で,滑稽を交えて風俗・人心を風刺する。
- 風津波 かぜつなみ ③ ⇒高潮(タカシオ)
- 風洞 ふうどう ◎ 人工的に空気の流れを加減できるようにしたトンネル型の実験装置。物体の空気抵抗などを調べるときに用いる。
- 風波に対して横向きにする ほぼ一点に留まること
- 風波 かざなみ ◎ 風によって水面に起こる波。波頭がとがっているのが特徴。かぜなみ。 ; ふうは ① (1)風と波。また,風によって立つ波。 (2)争いごと。もめごと。なみかぜ。 「家庭に―が絶えない」
- 風水害 ふうすいがい ③ 大風・大水による災害。
例文
- なんや? 風流て。 普通や 普通。
- なんや? 風流て。 普通や 普通。
- なんや? 風流て。 普通や 普通。
- 風流を嗜み、将来の神国の人材とする
- お前ら 全員 京都だろ? いいなぁ~ 風流で。
- お前ら 全員 京都だろ? いいなぁ~ 風流で。
- 花鳥風流居合い 飛燕返し
- 花鳥風流居合い 天バツ
- 花鳥風流居合い 天罰
- 花鳥風流居合い